キャンパスライフ (ページ48)

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おとといのことをできるだけ思い出したくなくて、
ひたすら家にこもっている。
起きたら夕方になっていた。

昼夜逆転生活がより一層ひどくなるなぁ、
と思いながらだらだらと身体をおこす。

今日はシゲの誕生日だ。
会えなくてもおめでとうの言葉くらいは
伝えたかった。

でも、こんな状態じゃそれすらできない。

いったい私は何をやっているんだろう。
シゲに怒ったってしょうがないことはわかっている。

私が自惚れていただけなんだ。
少しくらい私のことを好きなんじゃないかって
勝手に思っていただけ。

だったら私はまだまだ頑張らなくちゃいけないのに、
勝手に不機嫌になって流星くんにまで迷惑をかけた。

今さらだけど謝らなくちゃと思い、携帯に手を伸ばす。

少しだけシゲからの連絡を期待していたけれど、
LINEは流星くんとのんちゃんからしか届いていなかった。

流星くんからは、大丈夫？という内容。
そうか、昨日は携帯を見るのも嫌で
放ったらかしにしていたんだった。

心配してくれたのに、既読すらつけないなんて
余計に心配をかけてしまったかもしれない。

のんちゃんからは昨日と今日で数件きていた。

フットサルどうやった？から始まり、
おーい、とか、どしたん？とか。

のんちゃんにも心配をかけてしまっている。

とにかく連絡を返さないと。
流星くんには心配かけてごめんね、大丈夫です
と送った。

のんちゃんにもごめんね、携帯見てなかった
と返した。