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わちゃわちゃと盛り上がっていたところで
ようやく重岡くんが戻ってきた。
「ほんまもう!もう1人くらい援軍送れよ!」
「こっちはこっちで楽しんでたし」
「楽しんでたし!ちゃうねん!見てたらわかるわ!」
「重岡くんお疲れ〜」
「お疲れ様」
「ん、ありがとう」
「シゲ女の子には弱いよな〜」
「うるさいっ!こちとら女の子慣れしてないんじゃ!お前らと違って!」
「やっぱ小瀧チャラいんだー!」
ふみちゃんなぜか嬉しそう。
「いやいや、こんなかで彼女持ち神ちゃんだけやからな!」
小瀧くんさらっと爆弾発言した。
慌ててふみちゃんの顔を見る。
「そりゃそうだよ〜!神ちゃん優しいもん!
てか、小瀧たち彼女いないとかますます遊んでそう感」
ふみちゃん動じてない、というよりは隠すのがうまいのかな。
でも、有力情報を手に入れてしまった。
重岡くん彼女いないんだ。
「ねぇ、神ちゃんの彼女ってどんな子なの?」
「高校の同級生!」
「小瀧に聞いてない」
「うん、まぁ遠距離。俺こっち来て大学生で、向こうは地元で社会人」
「神ちゃん優しいねんで!毎回長期休み彼女のために帰ってるからな」
「いや、だから小瀧に聞いてない」
爆弾発言した小瀧くんを冷たくあしらうふみちゃんを見て、あ、めちゃくちゃ怒ってるなと思った。
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作者名:ひろか | 作成日時:2019年10月28日 18時