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episode:72 ページ23
亜嵐side
茉白を部屋に手錠で繋いでから二時間。
亜嵐｢そろそろかな、茉白の様子見てくるわ。｣
裕太｢気ぃつけてな〜。｣
亜嵐｢入るよ？｣
部屋に入って茉白の顔を見て内心高揚した。
強かった目はドロドロと欲に塗れ、凛々しい印象を与えていた顔は涙で濡れ、最初の頃とは変わっていた。
……俺らの望む飼い猫の姿へと。
亜嵐｢どう？反省した？｣
瞼にキスをしてそう聞くと茉白は更に涙を零しながら何度も頷いていた。
『ごめんなさい…ごめんなさい……ｯ!!もう逃げない、から。』
亜嵐｢うん、だから？｣
『許して、ください……!!』
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作者名：緋扇
| 作成日時：2018年2月4日 22時
