思い出にふける ページ34
それから夜になり私は入浴を済ませ借りている部屋でホグワーツからの課題をしていた。
正直魔法史はあんまり得意じゃないからスコーピウスに教えてもらおうかな…。
彼は相当な歴史おたくなので喋らせればきっと1晩中話し続けるだろうしそれが私はすごいとさえ思える。
「ちょっと休憩……」
グイッと伸びをして深く息をついているとコンコンと部屋がノックされて「入ってもいーい？」とスコーピウスの声が聞こえてきた。
「どうぞ」
そう答えればガチャっと扉が開いてパジャマ姿のスコーピウスがひょこっと顔を覗かせた。
「勉強してた？」
「ちょうど休憩するところ」
「そっか、よかった_______ね、ギュッでしてもいいかな？」
照れくさそうにそう言うスコーピウスに頷いて腕を広げれば、彼は嬉しそうに微笑んで私をぎゅーっと強く優しく抱きしめた。
「どうかしたの？」
「ううん、なんだか突然こうしたくなったんだ。色々思い出してたらさ」
「色々？」
スコーピウスは頷いて私を椅子からベッドに誘導してベッドに2人並んで腰掛けた。
「初めてあった時はさ、君と本当にこうなれると思ってなかったから。そういうことを考えるとなんだか_______いつも以上に君が愛おしく思えて」
「スコーピウス…」
そこで私はハッとする。
「スコーピウス、私あなたに散々酷いこと言ったと思うんだけど…本当にごめんなさい」
今までの謝罪をするとスコーピウスはキョトンとしてフッと笑った。
「まだ気にしてたのか？」
「だって、まだちゃんと謝ってなかったから」
「僕はそんなの気にしないよ。君だって分かってるだろ？それにそんなことはさ_______もう忘れた」
スコーピウスはそれだけを口にして確かめるようにキスをする。
スコーピウスのアイスグレーの瞳は熱を帯びていてその瞳はいつもの天使のようなスコーピウスではなく、目の前のご馳走を虎視眈々と見つめるような熱い雄の瞳だ。
「許してくれるの？」
「ああ、どうだっていい」
今度は深いキスが降ってきて一瞬でも気が緩めばスコーピウスに全て呑まれてしまいそうだった。
スコーピウスの舌が
手が
全てが熱い。
「A」
「うん？」
「僕は君になら溺れ死んでもいいのかもしれないなって思うよ」
スコーピウスのそんなロマンチストな言葉に私はフッと口元を綻ばせる。
「ねえ、お喋りは後にしない？」
「それがいい」
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ななや(プロフ) - ゆいさん» 返信遅くなり申し訳ありません！ありがとうございます！少し忙しい日々が続いてしまい更新を止めてしまいましたがまた少しづつ頑張ります！コメントありがとうございました♩ (12月15日 10時) (
レス) @page23 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 更新楽しみにして (2023年7月25日 21時) (レス) id: 18e5113618 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - むぎちゃさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りでございます(*´艸`) (2023年6月9日 6時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
むぎちゃ - ちょちょちょっと！扉絵良すぎません！？ (2023年6月8日 23時) (レス) @page7 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - のあさん» コメントありがとうございます(^^♪日課にして下さりありがとうございます！頑張りますね！ (2023年6月6日 6時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2023年6月4日 20時
