秘密の生活…３ (ページ15)

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寂しい… ページ15

みんなの笑い声やはしゃいでる
声を聞きながら私は庭にある
ブランコに座ってボーッとした…

さっきリビングで話していた
幸兄ちゃんの言葉が頭から離れなかった…

幸『俺にずっといてほしい…？』

A『そりゃもちろん！笑
幸兄ちゃんやみんなといるの好きだから！笑』

幸『そっか…笑』

A『幸兄ちゃん…？』

あの後幸兄ちゃんは何も言わなかったけど…
お酒を飲む横顔が何処か辛そうだった…。

A (幸兄ちゃん…どうしたんだろ…)

岸「隣座ってもいい？笑」

A「優太…いいよ…笑」

岸「お腹いっぱいになった？笑」

A「……うん…」

岸「どうしたの？」

A「さっき幸兄ちゃんに…
『俺にずっといてほしい？』って聞かれた…」

岸「そうなんだ…」

A「優太…もしかして何か聞いてる？」

岸「ごめん…何も聞かされてない…」

A「そっか…幸兄ちゃん…
いなくなっちゃうのかな…」

岸「……分からない…」

A「そうだよね…」

岸「役に立たなくてごめんね…？
Aの執事やってるのに…何も出来てないね…笑」

A「そんなことないよっ！
こうやってそばにいて話聞いてくれるだけでも…
私は凄い優太に支えてもらってるし感謝してる。」

岸「Aは優しいね？ありがとう…笑」

神山「優太ぁー！」

岸「はーい？！汗ごめん…行くね？汗」

A「うん、笑」

優太は最初の頃私の執事としてここに来たけど…
今は幸兄ちゃんと一緒に『全員の執事』として
ここにいてくれてるから何か知ってると思った…

よく二人でいるから何か知ってると思ったのに
優太ですら知らないことってなんだろ…。

A「ここからいなくなっちゃうのかな…」

いくら執事とはいえ…幸兄ちゃんは大人…
彼女くらいいるだろうし…他の将来を見てるはず…

『もし幸兄ちゃんがいなくなったら…』
そう考えると今にも泣きそうなくらい寂しかった…

？「……A…ﾎﾞｿｯ」