【ONEPIECE】太陽の天竜姫【02】

第75話：派遣された海兵 ページ39

A「どうして、何故こんな
事がまかり通る……！！」



拘束から解放されたAが
壁に拳を叩き付けたのと、ペリカのサーチが
途切れ意識が戻ったのはほぼ同時だった。



ペリカ「『ジジッ……ザザ、ザ……』っぶはぁ……
予想以上だなァ…多分ダンナが言ってた洗脳の能力者に
よるもんだと見た。そいつを倒さねェとコイツらは
ずっとこのままだろうぜェ……」

ロー「太陽屋。おれ達は人助けしに行くんじゃねェ。
洗脳の能力者、そしてこの国のトップを潰しに行くんだろうが。
目的を履き違えるな…余計な世話してちゃ間違いなく失敗するぞ」

A「でも、だけど……」

イッカク「A、今は仕方ない。作戦会議に戻るよ」

A「ッ……」

イッカク「映像で話が逸れたけど……潜入班はあたし、キャプテン、
A、ベポ、ペンギン、シャチ、ペリカの７人。下水道から中央の
教会を目指して……例の２人含む人間の制圧が最終目標だ」

A「…………絶対に、助ける」

ペリカ「A………」










一方その頃、ヴァギュリア市国。

ヴァギュリア市国中心地・聖ヴァギュリア中央教会。
この国の全てを司る要であり、天竜教の総本山。

この国には政府から海軍へ、要人が来る際には多くの人員が
警護に派遣される。

今回も何百の海兵が呼び出され警護にあたっているのだが……。



モブ海兵1「なあ、見たか？さっきの天竜人に対する住人の反応」

モブ海兵2「見た。明らかに普通じゃなかったよな？」

モブ海兵1「このヴァギュリア市国には天竜教の熱心な信者だけが
住めるって話だけど、その辺ホントはどうなんだろうな？」

モブ海兵２「さあな……けど、皆いっつもニコニコしてて
なんか。不気味っつーか……」



スモーカー「………おい、無駄口叩いてんじゃねェぞ」

海兵達「「はっ、はい！すみません！！」」



鋭い眼光で部下達を嗜めるこの男………
”白猟のスモーカー”もまた、派遣された海兵の１人だった。
右腕であるたしぎと共に中央教会の警備にあたっている。



たしぎ「スモーカーさん、本当なんでしょうか？」

スモーカー「………太陽の天竜姫が乗り込んでくる話か」

たしぎ「はい…通達があったのはごく一部だけですが、
この国に今居る人員相手に来るとはとても……」

スモーカー「普通なら、な。だがあの娘は正気じゃない」

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