獣隊士見参(1) ページ9
『実弥さん、最低…』
「はァ！？なんでだよ！」
『そんなぶっ刺さなくても、他にやり方あったでしょうに…しかも相手は鬼とはいえ女の子ですよ』
「鬼である限り性別は関係ねェだろォが」
『そもそもうちの実家の庭と畳汚さないでくださいよ』
「う…それは悪ィ」
『はい、一借り。というわけで私が炭治郎くんと手合わせするの許してくださいね。』
「Aが掃除したわけじゃねェだろ！」
『何言ってるんですか、私の実家ですよ。庭園で実弥さんが汚した敷石が私にとって思い出深い石ころ達だったらどうするんですか。』
「絶対ねェだろそんなもん！」
相変わらずギャアギャア騒ぐものだから
夕食を片して放っておいた。
翌日
「たのもーーっ！！」
『ふえっ？』
「オイ！誰かいねえのか！」
『誰だろうこんな夜明け前に…』
体を起こして尋ね人を確認しようとすると
いつもの如く実弥さんがはなさない。
『訪問者ですよ、確認したらすぐ戻りますから』
「大方非常識な隊員だろォ。時間までほっとけェ」
『でも「俺は嘴平伊之助様だーー！！さっさと出てきて勝負しやがれーー！！！」
もう玄関前まで来てしまった
嘴平伊之助と名乗る隊士は
ずっと騒いでいて大きな声が頭に響く…
「ちょっと黙らせてくるわァ」
『なんで日輪刀もってるんですか。せめて木刀にしてください』
刀を離さない実弥さんを止め
結局私が出ることにした。
『お待たせしました』
「おう！すげー待ったぞ！！俺と戦え！！」
『ごめんなさい、見ての通りまだ日も出てないでしょう？風柱様はまだ休息中なの』
「関係ねえ！じゃあお前！代わりに戦え！」
『私？！』
「バレてんぜ！お前からも強者の気配がしやがる！！お前強いだろ！！」
突然現れた獣のかぶり物？をした
多分隊士である男の子は
私が目の前に居るにも関わらず
先ほどとは変わらぬ声量で喋るから
声に吹っ飛ばされそうだ。
『そんなこと言われても…私はここの家政婦でして…』
「嘘付くんじゃねえ！勝負だ！！」
『ちょ、ごめん、いい加減声うるさいです…』
「あぁ！？」
『風柱様が起きてしまうので…』
「関係ねえ！さっさと柱出しやがれ！」
獣隊士は怒鳴ると共に頭突きをしようと
してきたので咄嗟に避けたが
背後から覚えのある禍々しい気配を感じた。
「オォイ、テメェ…俺の嫁になにしやがる…」
眠れる獅子を起こしてしまった。
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AYA - しのぶさん一回も出てないww (2021年10月10日 16時) (
レス) @page49 id: d9c298088e (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - ちびごん様≫コメントありがとうございます！ニヤけてもらえて嬉しいです！今後ともお付き合いくださると感激です！ (2020年5月29日 0時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん(プロフ) - 初コメさせてもらいます！毎回うわぁぁ！と思ったらニヤけまりして読んでます！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: de3300122a (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - 灰色サーモン様≫嬉しいご感想ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - あおい�桐輸笋△蠅�とうございます！頑張らせていただきます！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぎ丸 | 作成日時：2020年5月18日 7時
