獣隊士見参(5) ページ13
『なにを話していたか聞いても良い雰囲気と捕らえていいですかね？』
「それは忘れろォ」
『じゃあ一応言っておきますけど、私は伊之助くんの事とても可愛くは思ってますが、あくまでも弟ができた様な感覚です。』
「…じゃあ良い。」
『本当に心配性ですねえ』
いつもは抱きしめられる側だが
少し恥ずかしいけど、自分から抱きついてみた
『私が好きなのは実弥さんだけですよ』
「…俺は好きじゃねェ」
『え、それは悲しい。』
「好きじゃねェけど、愛してる。」
…ホントにこの人は
滅茶苦茶不意を突いてくる。
憎たらしいくらいだ。
『…ムフフ…』
「その気味悪ィ笑い方やめろ」
『好きじゃねえけど、愛してる。ムフフ』
「もう二度と言わねェからな！！」
怒りながら朝食を食べ始める
真っ赤になった実弥さんに勝る
愛おしさをくれる人は、
今後私の人生で一人も現れないであろう
朝食を片した後は今日も
ゲッソリ隊員達が集まり、
伊之助くんも自己鍛錬から戻ってきた。
私は私で先日できなかった
甘露寺さんとの太刀稽古に向かう。
「さすがだわあAさんっ！私なんかじゃ全然歯が立たない！」
『そんなことないです。甘露寺さんの戦い方、とても希有なもので驚きました』
「全然よーっ！私ってとにかく突撃しちゃうものだから冷静にいこうってよく伊黒さんに言われちゃうし」
稽古も無事に終えて前回同様
お茶会が催された。
当然これも前回と同じく日暮れまで
伊黒さんとの恋話を聞き、
結局帰りが遅くなってしまう。
あー、うん。
よかったね！伊黒さん！
『遅くなっちゃった…実弥さん最近疲れてるからお夕飯用意してもらうの申し訳ないんだよなあ…』
帰路をいつもより早めにかけていると
久方ぶりに妙な気配を感じた
『…？』
気配のする方へ走ってみると
奇妙な丸い生き物が歩いている。
刀を抜きソレを切るが
少量の血がながれるだけで
特に異変は無いまま、感じていた気配も消えた。
『…虫かな？気持ち悪いなあ。』
正体はわからなかったが
帰路を急いでいたため
特に気にせず屋敷へ足を進めた。
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AYA - しのぶさん一回も出てないww (2021年10月10日 16時) (
レス) @page49 id: d9c298088e (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - ちびごん様≫コメントありがとうございます！ニヤけてもらえて嬉しいです！今後ともお付き合いくださると感激です！ (2020年5月29日 0時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
ちびごん(プロフ) - 初コメさせてもらいます！毎回うわぁぁ！と思ったらニヤけまりして読んでます！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: de3300122a (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - 灰色サーモン様≫嬉しいご感想ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
おぎ丸(プロフ) - あおい�桐輸笋△蠅�とうございます！頑張らせていただきます！ (2020年5月19日 4時) (レス) id: 52f4783003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おぎ丸 | 作成日時：2020年5月18日 7時
