どついたれヒーロ－ (ページ4)

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産まれて飛び出てジャジャ－ンページ4

そこは狭く真っ暗だった
外からは体が引っ張られ、何かからなかなか出れない

「奥さん！あと少しです！」

外からは女性の声が聞こえる
何かから出られるとフワフワな何かにAは包まれた
そして、鳴き声が聞こえる

「(なんや煩いな、ん？なんで俺生きてんや？死んだんちゃうの？ろしょ～ヘルプミ－)」

「奥さん！元気な女の子ですよ！」

「私のA」

Aがこの状況を必死に整理した

「(まず俺は死んだはずや、この会話を聞くに俺は呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ～ンしたやろ………転生してもうた…しかも……女の子………………まっ、気楽に行きましょ！)」

結果、転生してもなんら変わらなかった(性別を除く)

それから、Aと母は病院でお世話になった
Aは目を開く事が出来るようになり周りの様子を見ることが出来る

「(めっちゃ美人のオカン出来てもうた、オトンも美形…)」

親は初めての子供にメロメロだった
Aが「アウ」と言えば

「ウチのAの声が今日も可愛いわ！」

Aが試しに音楽に合わせて手拍子をしてみれば

「ウチのAは音楽の才能も有るのか！」

前言撤回、メロメロではなくデレデレでした

因にAが初めて話した言葉は
パパやママ等とかではない
Aは今はこれでも元は芸人だ、斜め上を越えてくる
Aは大きな声で

「たこやき！！」

と言った