【呪術廻戦】五条悟の婚約者は死亡ENDを回避したい

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現五条家当主の妻


五条家の奥方様で五条悟の実母



私は"前から"この人が苦手だった



冷静沈着、何も動じることなく淡々とこなす姿はどこか冷たくてまるで機械のようで



実の息子にさえも甘さを見せることはなく常に呪術師の妻として振舞ってる



私のことを見下す訳でもなく贔屓する訳でもない




この人の目に私は写ってないようでそれがすごく苦手だった





「その者は地下牢へ。悟さんは戻りなさい」


五条「あ？殺すなっていうのかよ。このクソ野郎が何したか」



「そうは言ってません。それより貴方にはすべきことがあるでしょう」



五条「何が」




まるで親子の会話とは思えないそれに周りは自然と背を伸ばす



「Aさん。貴方は今夜私の隣の部屋でおやすみなさい。」


奥様にそう言われ私は勢いよく頷く



正直この部屋にはもう居たくなかったから嬉しい



五条悟は私の顔を見た後あーとため息をついて部屋を出ていった




夢子「奥様、私もAちゃんが心配なので私の部屋で一緒に休むのはどうでしょうか？」




奥様の提案に夢子が割り込んできた。



嫌だ、ものすごく嫌だ。夢子と同じ部屋で寝れるはずもないしもしかしたら何か細工をされるかもしれない



でも、奥様からしたら同い年の私達が一緒にいるのはにも不自然がないから承諾するかも…




「いいえ。犯人の目的が分からない以上それは得策とはいえないわ。貴方にも護衛はつけるから安心なさい。行きますよAさん」



『は、はい』



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『あ、あの奥様これは』




部屋に案内されると中には二枚の布団が敷かれていた



「今夜は私もここで休むわ。嫌かもしれないけど一晩だけ我慢してちょうだいね」




緊張はするが嫌ではない。むしろ奥様のそばは五条家で最も安全と言っても過言ではない




あの男は今地下牢にいる。あの冷たい場所にあの男がいる




「気になるの？」


『え、』


「地下牢の方向ばかり見てたから」


『あ、いや、そんなことは』


「地下牢にはいないわよ」



奥様にじっと見つめれビクッと肩がゆれる



もしかして逃がしたの？奥様も夢子の味方？だとしたらこの状況まずいんじゃ




「地下牢にいれたままじゃ悟さんが殺しに来ちゃうものね」


・・え？



「大丈夫よ。あの男はちゃんと苦しめてから処分するから」



お、奥様、笑顔が怖いです

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