【呪術廻戦】悪女になるには・・

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私調べの悪役令嬢の要素は



1.化粧が濃くて派手

2.取り巻きがいる

3.ヒロインをいじめている




まず1は無理だ。化粧用品を買うお金もないし服だって制服以外は数着しかない


しかも全部古着


派手なのは無理だな


そんで次、取り巻き？無理無理だって同期四人だよ？嫌われる予定の相手取り巻きにするとか意味わかんないし


最後



ヒロインって誰だ？家入さんか？


家入さんがヒロイン……？(スペキャ顔)



あの人は私なんかにいじめられてくれるのだろうか


最近五条さんと夏油さんにメス投げつけて削ぎ落とすぞって脅してたほど逞しい女性だ





つまり私にできることは




『任務を受けまくる事だよね』



[お嬢様。どうしてそうなるんですか]



電話越しに呆れた佐藤さんの声が聞こえる



佐藤さんは私のお世話係だけどその前に四季折家の使用人だ。私と一緒に高専に来ることは叶わなかった



でも、佐藤さんは佐藤さんで四季折家で色々暗躍して私に危ないことが起きそうになったら未然に防いでくれている


本当に頼りになる人だ。一家に一人佐藤さんだな



『いや、下手なことして面倒なことになるよりそもそも関わらない方向で行こうかと』



[入学して3ヶ月になりますがまさか]



『入学式の日だけだよね登校したの』




[そんなことだろうと思いましたよ。あ、そういえば家の方が差し入れを送られたそうですよ]



『差し入れ？ああ、どうせ毒でも盛って・・まってそれいつの話』



[えっと。一昨日送られましたから今日にはついてるかと食べないでくださいよ]



今日？


高専に送られてきた荷物は一旦談話室に保管される



差し入れなら食べ物、共用の冷蔵庫に入れられるはず



[お嬢様？どうかされ(『ごめん一旦切る！食べないから安心してじゃあ(ブチッ』





私は携帯を切って急いで談話室に向かう




嫌な予感通り同期三人がたむろしていた



その中の一人五条悟が菓子折の箱を開けていた



夏油「悟せめて許可をとってからにしなよ」


家入「お菓子か私はパース」


五条「いいじゃんあいついつもいねーし」



五条悟が持っているのは間違いなく実家から送られてきた菓子折だ




『何してるの』


五条「お、ちょうど良かった！四季折これもらうぞ・・(パシッ！・・・・あ"？」



私は生菓子を持っていた五条の手を叩き落とした



『人のもの取るなんて五条家の子息のくせに卑しいのね』




ぐちゃりと生菓子が地面に落ちた

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