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五条「あ?なんつったいま?」
『一度で分からないんですか?天才と称されても人の言葉が分からないのならお粗末ですね』
バチバチと不穏な空気が広がる
人を癒すための医務室で一触即発の空気を出す二人
家入は急患が入ったので退席し夏油は急な来客の相手をしている
『高専に戻るつもりなんてありませんわ。貴方達と一緒に学生生活をおくるなんて時間の無駄。既に三人 年も無駄にしたのにこれ以上いる筋合いはありませんわ』
お嬢様言葉に上から目線の態度。既に家入と夏油にはボロを出しているが五条相手にはまだ出していない
死亡扱いが無くなればまた呪術界に戻されると思ったAは冷たい態度を突き通している
良く考えればAが演技をしていることなどすぐ分かるのだが煽り耐性の低い五条はまんまと煽られた
五条「はあ!?なんだよその言い方!最強の俺と授業受けれるだけで来る意味あんだろ!」
『自意識過剰では?五条家や術式に価値はあるかもしれませんが貴方自身にそこまでの価値はありません。少なくとも私は貴方とは関わりたくありません』
嘘をつく時は本音を交える
Aが佐藤から教わった術のひとつだ。
五条自身に価値がないなんてAは毛ほども思ってないが関わりたくないのは事実である
五条「な、七海や灰原だってお前にお礼がしたいって、田中だってお前のこと探して」
『頼んでません。お礼を言われることもしてません』
目も合わせず冷たく言い放つA。
五条「あいつらお前が助けたんだろ?」
『助けてません。たまたま倒したら助ける形になっただけです』
五条「……なあ、本気で戻ってこないつもりか?」
『だから、はじめからそういっ………なっ、』
しつこい五条にAは窓を見ていた視線を五条に戻すとぎょっと驚く
五条の美しい碧の瞳からぽろぽろと涙が零れていたからだ
五条「なんで、そんなこというんだよ……俺達がどれだけ……」
『え、なっ、なんで?泣かないでください!私も言いすぎましたから!五条さん?落ち着いて目を擦ったら赤くなっちゃいますよ?ほら、ハンカチを・・あ』
慌てたAは五条に近づき背中を摩ったり五条の目にハンカチを当てようとした
その瞬間パシっと腕を捕まれ
五条「にやぁ)へぇ〜?それが本性か?」
『・・あ』
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、、、 - 佐藤さんが推しになりそうです (1月31日 15時) (レス) @page26 id: 75e241bf32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるんず(プロフ) - 最後の 続きは玉犬が食べました。 はとても面白かった! (10月7日 7時) (レス) @page27 id: 2f47e6bea6 (このIDを非表示/違反報告)
雪葵(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!佐藤さん……元は男だったのか?!とても楽しく読ませて貰いました! (2021年11月10日 19時) (レス) @page27 id: 6d1560da95 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 佐藤さん転生者だったのか……! (2021年11月10日 1時) (レス) @page27 id: 1f4f011eda (このIDを非表示/違反報告)
雫(プロフ) - 初コメ失礼します!この展開が最高すぎてコメントをしようとする手が止まりませんでした(笑) (2021年11月4日 19時) (レス) @page20 id: 1f1bff7705 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2021年10月16日 2時