喧嘩日和34 ページ36
Aサイド
『レオナ先輩あーん』
レオ「・・あ」←恥ずかしいとか色々な感情を捨ててAのやりたいようにさせることにした
目の前で口を開きもぐもぐと食事をする寮長
とりあえずお昼休みまでの時間に恋人らしいこと調べてきたけどあってるのかな←やっぱり頑張る方向がズレてるAさん
目の前の恋人だという寮長は文句言ってこないからいいのか?
それにしても私に恋人が出来るなんてしかも王族。ミアに仕事関係かと聞けば首を横に振られた
私は目の前の男に惚れていたらしい
私が他人を?
本当かどうかは分からないけど現実に時間は進んでいるわけだし、リドルとトレイにも確認しに行ったら全校生徒が知る有名カップルだといわれた
チラッ
褐色の肌に艶やかな黒髪、エメラルド色の瞳に程よく筋肉のついた長身の男
世間的に言えば完璧なイケメンなのだろうが、生憎私は見た目にはさほど興味はない
つまり
(中身に惚れたってこと?)
レオ「なんだよ、じっと見つめて…」
『いや、イケメンだと思って』
レオ「は?」
日頃こういうことはあまり言わないのだろうか?聞きなれない言葉ではないだろうに赤く首を染める
記憶の失くした私でも傍に置くし、下衆な視線を送ってくる相手に威嚇もして私を守ってることから女性に紳士的な男なのは分かる
↑
Aさんは客観的に見れば相手の気遣いなどにすぐ気づく子です。しかしレオナとはそれより先に喧嘩が始まるので気づきません。可哀想なレオナさんBy作者
随分と"私"は愛されているらしい
ノア「うわ、ほんとに喧嘩してない」
ラギ「しっしし、だから言ったでしょ?珍しいものが見れるって」
獣人二人が寮長のもとへ行きからかうように笑っている
『えっと、ラギーくんとノアくんでしたっけ?』
首を傾げると二人ともうっと胸を抑える
ノア「まじで記憶喪失か…」
ラギ「くん呼びとか久々すぎっすね…」
Aへのレオナの溺愛っぷり(本人無自覚)はご存知の通りだがラギーとノア・・というよりサバナクローの生徒は皆A推しである
よく、サバナクローの姫と言われるがそれは比喩ではなくガチでだ
ノア「あーあ、じゃあ"いつもの"持ってきたけど意味無いか」
レオ「いつもの?そう言えばこの前あれ渡さねぇとか脅してたな?」
レオナさんに急かされ記憶喪失は自己責任ってことでノアはポケットから何かを取りだした
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柿助 - あぁぁぁずきぃ、頑張って下さいぃ (2021年2月20日 10時) (レス) id: fedb05499d (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ミックスジュースさん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - イチゴアメさん» ありがとうございます!好きだなんて嬉しいです! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆうなさん» ありがとうございます!私も書いててにやけてしまいます笑 (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスジュース - クッソ....可愛いかよ← 投稿頑張ってください!応援してます! (2021年1月28日 17時) (レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2020年12月2日 22時