検索窓
今日:10 hit、昨日:4 hit、合計:79,372 hit

喧嘩日和2 ページ4

『というわけでよろしくー』


ユウ「は・・?」


早朝ゴンゴンと激しく叩かれた扉を眠気眼で開けたユウは目の前で呑気にぼろいねーと笑うAに固まる



ユウ「また、喧嘩したんですか…」

『喧嘩じゃない。あいつが一方的に悪い』



ムスッと膨れるA。早朝さすがに冷え込む外で長話をする訳にもいかないのでどうぞと談話室へ入れる



________________


ユウ「それでレオナさんが野菜食べたから怒って出てきちゃったんですか?」


『そうだよ、私悪くないでしょ?』



二人の喧嘩に巻き込まれることは日常茶飯事なので喧嘩の理由をな聞き出すことに慣れたユウは経緯を聞いてふむと考える



ユウ「理由は聞いたんですか?」


『理由?そんなの嫌がらせかなんかでしょ?』

ユウ「つまり聞いてないんですね」

『うっ、だって、勝手に食べたんだしその上まずいって言ったんだよ?』


ユウ「レオナさんが嫌いな野菜勝手に全部食べるなんてそれこそ理由があったんじゃないですか?」

『それは……そうかもしれないけど』



冷静な猛獣使いユウの言葉にどんんど声が小さくなる



ユウ「というかこの前1週間は喧嘩しないって俺と約束しませんでした?」



宥めるようなユウの言葉に何も言えなくなるA


ユウ「ここに来るってちゃんとレオナさんに伝えました?」


『・・ラギーに伝言した』


下を向きながらぼそっと呟くA


ユウ「じゃあ直接言ったわけじゃないんですね。レオナさんきっと心配してますよ」


『あの人が私の心配なんてするわけ』

ユウ「本当にそう思ってます?」

『う、だって、その………………怒ってるかなレオナ』


しゅんと落ち込むA。口ではなんと言おうが結局レオナのことが大好きなのだ


ユウ「大丈夫ですよ。一緒に謝りに行きましょう」



________________

レオ「はっ、冷蔵庫に草があったから掃除してやったんだろ?感謝して欲しいくらいだぜ」

ラギ「あんた、謝りに行くんじゃなかったんすか…」


ユウ「いや、ちょっと落ち着いてくださいよAさんも謝りに」


『ぶちっ)へーそうですか。お掃除出来て偉いですねぇ。一生そこら辺の雑草でも掃除してろ肉食獣、私はオンボロ寮に転寮するんで』


レオ「勝手にしろ」



ラギ・ユウ 「「なんでこーなるかな…」」

喧嘩日和3→←喧嘩日和1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (101 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
264人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

柿助 - あぁぁぁずきぃ、頑張って下さいぃ (2021年2月20日 10時) (レス) id: fedb05499d (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ミックスジュースさん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - イチゴアメさん» ありがとうございます!好きだなんて嬉しいです! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆうなさん» ありがとうございます!私も書いててにやけてしまいます笑 (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスジュース - クッソ....可愛いかよ← 投稿頑張ってください!応援してます! (2021年1月28日 17時) (レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:山茶花 | 作成日時:2020年12月2日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。