喧嘩日和2 ページ4
『というわけでよろしくー』
ユウ「は・・?」
早朝ゴンゴンと激しく叩かれた扉を眠気眼で開けたユウは目の前で呑気にぼろいねーと笑うAに固まる
ユウ「また、喧嘩したんですか…」
『喧嘩じゃない。あいつが一方的に悪い』
ムスッと膨れるA。早朝さすがに冷え込む外で長話をする訳にもいかないのでどうぞと談話室へ入れる
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ユウ「それでレオナさんが野菜食べたから怒って出てきちゃったんですか?」
『そうだよ、私悪くないでしょ?』
二人の喧嘩に巻き込まれることは日常茶飯事なので喧嘩の理由をな聞き出すことに慣れたユウは経緯を聞いてふむと考える
ユウ「理由は聞いたんですか?」
『理由?そんなの嫌がらせかなんかでしょ?』
ユウ「つまり聞いてないんですね」
『うっ、だって、勝手に食べたんだしその上まずいって言ったんだよ?』
ユウ「レオナさんが嫌いな野菜勝手に全部食べるなんてそれこそ理由があったんじゃないですか?」
『それは……そうかもしれないけど』
冷静な猛獣使いユウの言葉にどんんど声が小さくなる
ユウ「というかこの前1週間は喧嘩しないって俺と約束しませんでした?」
宥めるようなユウの言葉に何も言えなくなるA
ユウ「ここに来るってちゃんとレオナさんに伝えました?」
『・・ラギーに伝言した』
下を向きながらぼそっと呟くA
ユウ「じゃあ直接言ったわけじゃないんですね。レオナさんきっと心配してますよ」
『あの人が私の心配なんてするわけ』
ユウ「本当にそう思ってます?」
『う、だって、その………………怒ってるかなレオナ』
しゅんと落ち込むA。口ではなんと言おうが結局レオナのことが大好きなのだ
ユウ「大丈夫ですよ。一緒に謝りに行きましょう」
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レオ「はっ、冷蔵庫に草があったから掃除してやったんだろ?感謝して欲しいくらいだぜ」
ラギ「あんた、謝りに行くんじゃなかったんすか…」
ユウ「いや、ちょっと落ち着いてくださいよAさんも謝りに」
『ぶちっ)へーそうですか。お掃除出来て偉いですねぇ。一生そこら辺の雑草でも掃除してろ肉食獣、私はオンボロ寮に転寮するんで』
レオ「勝手にしろ」
ラギ・ユウ 「「なんでこーなるかな…」」
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柿助 - あぁぁぁずきぃ、頑張って下さいぃ (2021年2月20日 10時) (レス) id: fedb05499d (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ミックスジュースさん» ありがとうございます!更新頑張りますね! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - イチゴアメさん» ありがとうございます!好きだなんて嬉しいです! (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆうなさん» ありがとうございます!私も書いててにやけてしまいます笑 (2021年1月28日 21時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
ミックスジュース - クッソ....可愛いかよ← 投稿頑張ってください!応援してます! (2021年1月28日 17時) (レス) id: f935ff1209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:山茶花 | 作成日時:2020年12月2日 22時