【呪術廻戦】喰種少女は呪いを喰らう (ページ5)

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夏油「それで報告書どうする？」

五条「喰種拾いました」

家入「却下。普通に保護した少女が呪術師の適性あったっでいいでしょ」

山をおりながら話す三人にちょこちょことついていくA

自分の処遇がどうなるか分からないがこの三人について行けば大丈夫となんの保証もないがそう思っていた

夏油「報告書なら・・A君って苗字はあるかな？」

『？』

夏油「えっと、私なら夏油傑で夏油が苗字なんだけど」

『A』

夏油「うん、名前は分かったから」

『AA？』

五条「混乱してんな。こいつずっと山の中で育ったぽいしないんじゃね？」

家入「じゃあ、なんか決めないとね。」

五条「田中でいいんじゃね」

夏油「ありきたりすぎるだろう」

家入「じゃあ、家入で」

夏油「外堀から埋めようとしない」

文句言うなら傑が決めろよと五条の言葉で夏油はうーんと考える

夏油「九尾(クオ)なんてどうだい？九つの尾、さっきのA見たいだろ？」

五条「安直すぎねぇ？」

家入「Aはどう思う？」

『クオ・・クオA、くおA……へへっ』

家入「お気に召したみたいだな」

五条「なんか傑に懐いてね？」

夏油「悟は口が悪いからね。」

Aが夏油に懐いているのは夏油がAに"ありがとう"と言ったからだ

それが感謝の言葉であること好意的な言葉であることをAは知っていた

だからありがとうをくれた夏油にとって自分は少しでも価値のある存在なのだと思えて嬉しかったのだ

喰種は人を喰らう存在

そこに意味はなく人の天敵

夏油「これからは私達と同じ場所で暮らすことになるからね」

『こくこく)』

Aは初めて人間の友達を手に入れた