【呪術廻戦】喰種少女は呪いを喰らう (ページ3)

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Aは六歳の頃までは育ての親がいた

老人の喰種はAに喰種の生き方喰種の存在赫子の使い方様々なことを教えた

老人はAが六歳になる年に死んだ

栄養失調による餓死だった

だからAは六歳から今に至るまで生きている生物と話したことがなかった

言葉は教えてもらったし理解も出来るが十数年人と話さなければ会話をするのだって時間がかかる

五条「おい、聞いてんのかよ」

目の前の男が話しかけてきているということに理解するのにも時間がかかった

真っ白の髪はどことなく自分の髪色と似ていたのでもしかして同族だろうかと思った

Aは真っ白な髪に先だけ黒くなっている。これは遺伝でもなんでもなく栄養不足で髪に栄養がいってないだけなのだが老人も白髪だったためAは喰種は白い髪なのだと思った

夏油「悟、行くなら一声かけなよ」

家入「喰種ってまじ？滅んだんじゃないの？」

が黒髪と茶髪の人間が来てAは思い直した

人間と喰種は共存できない

いつだか老人に言われた言葉だ

五条「こいつ全然喋んねーんだけど」

夏油「もしかして喋れないとか？」

五条「いや、さっき"いただきます"って言ってた」

家入「地獄耳かよキモ」

三人が話しているのをAはただ見ていたがAは突然姿勢を低くして尾赫を出した

「「！？」」

夏油「〜っっ！？」

尾赫は夏油に向かって勢いよく飛び出した

咄嗟のことに三人の反応は遅れ最悪の想像が瞬時に駆け巡ったが

夏油「・・・・？」

夏油は衝撃を覚悟したが何も起こらない

恐る恐る目を開けると真横に尾赫がそして後ろには呪霊が突き刺さっていた

家入「透明化の呪霊」

ぼそりと家入が零したのは別件で特級呪霊に指定されたばかりの呪霊だった

五条「・・お前、こいつのこと喰おうとしたんじゃねーの？」

『？・・・！？(ブンブン!!』

Aは何を言われたか気づいてブンブンと首を振る

Aはあくまでも死体の一部を食べて生きてきた。生きている人間を食べるために殺すと言う発送は無いのだ

牧場で牛を見ても殺して肉を食べたいと思わないように人間を見て食べたいとは思わないのだ

夏油「えっと、助けてくれてありがとう」

手を差し伸べられAは首を傾げる

夏油「私は夏油。君は？」

『ゲトー？』

Aは言葉を覚えたばかりの子供のようにゲトー、ゲトーと繰り返しありがととにへらと笑った