【呪術廻戦】冷たかった彼氏が別れた途端に彼氏面してくるんだが？

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思えば夏油とデートして楽しいと思った記憶が無い



外でデートなんて数える程しかないけどいつだって夏油はつまらなそうで私は必死になって話題を作ろうとしてた



家デートだって夏油の部屋はいつも完璧に綺麗で二人で映画見てくつろぐって言うよりは綺麗な部屋を汚さないように神経とがらせていた




この前のフレンチの店だって私のために選んだんじゃないってすぐ分かった



いつも私ばっかり夏油を気にしてる



嫌いになって別れたんじゃないから未練は少しほんの少しだけあったけど




『私だけ好きとか虚しいよね……』




夏油は私の事なんて少しも気にしてない



あのお礼だって形だけのものだ



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夏油「女子が行きたい店ナンバーワンじゃなかったのか！！」



家入「うるさいクズ。そんな雑誌に騙される方が悪い」



五条「てかあいつフレンチとか苦手だろ？高い味って美味しいのかわかんないって言ってたぞ」


夏油「は？何それ聞いてない。悟があの店がおすすめって言ったんだろ？」


五条「はあ！？お前この前言ってた今後の呪術界を左右する大事な食事会ってAのことかよ！？」



夏油「左右するだろ、成功するか失敗するかで私は呪術師をやめるんだから」



『え、夏油呪術師辞めんの』



・・・



五条と夏油はその場にいないはずの声に固まる


家入「お、遅かったなお疲れ」

『お疲れ。いやぁ、駅前人でいっぱいでさここまで来るの大変だったよ』



家入は普通にAを隣に座らせ酒を注文する


今日は夏油を慰める会のはずなのに夏油が落ち込んでいる原因を連れてきた家入



『で？夏油辞めんの呪術師』


夏油「・・・」


『は？この距離で無視？』


五条「いや、違う色々混乱してるだけだから怒らないであげて」



こういう時真っ先にからかいに行く五条だが親友の長年の拗らせを知っているためすかさずフォローした



『ふーん。どうでもいいけど辞めない方がいいでしょ。』




夏油「辞めない。一生呪術師続ける。」


『いや、一生はやらんでいい』

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