【呪術廻戦】冷たかった彼氏が別れた途端に彼氏面してくるんだが？

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洗濯物も脱ぎっぱなし



なんか色々意外だな


付き合ってる時はいつもピカピカの完璧な部屋だったのに、こういう人間らしいとこ最後まで見せてくれなかったな




『・・私といると休まらなかったのかな』


ぽつりと落ちた独り言に少し目頭が熱くなる


ぶんぶんと首を振り掃除を続ける


家主はよっぽどしんどいのか未だ寝室から出てくる気配はない



ある程度掃除も終わりコンビニで買ってきたお粥をチンする。手作りじゃないのかって？元彼にそこまで献身的にしねーよ



洗濯物を畳んでいるとふとある扉が目に入る


たしかここだけ鍵がかかっていて近づくのも嫌がられた気が




扉は少し空いていた



・・・



いやいや、家主の許可もなく部屋に入るとかそんなことしないし


・・・


まあ、でもいつも鍵がかかってる部屋が空いてたら心配になるし


・・・

そうそう不審者でもいたら大変だから確認のために入るだけ



『お邪魔しマース』


ガチャ



中は至ってシンプルな書斎のような部屋だった


なーんだ、隠し子の部屋とか愛人を匿ってるとか期待したのにつまんないの←



書斎といっても本はそんなになくてかわりにファイルとかダンボールとかその他よく分からないものが所狭しと並べられていた



あいつコレクションとかするタイプだっけ？



何となく見ていると見覚えのあるものが目に止まった



『これって、沖縄行った時の』



高専時代に星漿体護衛任務で沖縄に行った時に水族館で買ったジンベエザメのストラップだった


たしか残り二つで夏油と一緒に買ったやつだ



まだ持ってんたんだ。こういう思い出のものってすぐ捨てそうだと思ってたけど意外


理子ちゃん元気にしてるかな



脳内で同化はせずに海外に逃げた女の子を思い浮かべているとガチャと部屋のドアが開く音がした




夏油「悟、悪いね来てもらってでもこの部屋ははいらな________は？」


『あー、おつかれ？わ、』


グイッ、ガチャ、バタン……



言い終わる前に腕を引かれて部屋の外に出され扉を勢いよく閉める




『あー、ごめんね？勝手に入って』



夏油はスウェット姿に髪をおろしてる。あ、寝癖だ



なんかいつもきっちりした格好だから意外だ



今日来てから意外な一面ばっかり見てる気が


夏油「見た？」


『え、何が？あ、ストラップのこと？懐かしいよね』



夏油「他は？」



『見てないけど』



夏油はほっとした後すぐにバタバタと着替えに寝室に戻った

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