・ ページ17
庵「これとあとこの服もね」
家入「Aはこの色が似合うな」
呪霊の発生もおさまるこの季節に庵と家入と一緒に買い物に来ていたA
『私のものばかりではなくおふたりの物を買われては』
庵「駄目よ！今日はあんたを可愛くするんだから」
家入「A服少ないからな」
Aは基本的に本家で過ごしていたので着物が中心だ
洋服は最低限しか持っていないし特に困ってないがそれをわざわざ口に出すことは無いと二人の好きなように付き合うA
庵「せっかくだからメイクもしましょうか。A目を開けてくれる？」
寮の部屋に戻ると庵が持ってきたメイク道具を広げてそう言った
Aの瞳の六眼は彼女の両親と五条しか知らない
ので彼女はこま＿＿
『はい』
____らなかった
家入「お、綺麗な目」
開かれた瞳は琥珀色に輝く
Aの六眼は術式使う時だけ発動する
普段は少し色素の薄い琥珀色の瞳だ
家入「ほんと綺麗ね」
『ありがとうございます』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
庵「うわ、やば……」
家入「これは……」
肩のあいた薄紫のワンピース手入れされた濡れ羽色の髪は三つ編みでポニーテールにまとめられている
耳と首からみえる後れ毛が色っぽい
ピンクブラウンの色素が薄い系のメイクはAの素材の良さをひきたてる
つまりは
「「可愛い」」
『ありがとうございます』
Aは鏡を見て思う
五条が好きそうな格好だなと
遊ぶのは派手な女性が多いが本当は清純派
というか五条悟のタイプは10年前から変わってない
一貫して
深海Aがタイプなのだ
『悟様可愛いって言ってくれますかね……』
「「・・・」」
二人は天を仰いだ
何だこの可愛い生き物はと
そしてなぜこの可愛い生き物はアレに恋をしているのかと舌打ちを打った
家入「珍しいね。また酔ってる？」
『この前はお恥ずかしい所をお見せしました』
お恥ずかしいというAの顔はいつも通り真顔だ
庵「好きなやつの話してこんな冷静なのあんたくらいよ」
『結構照れてますよ。好きな人の話をするのは初めてなので』
家入「ふーん。あいつのどこが好きなの？」
なんてない女子高生の会話
ありきたりの質問をぶつけた家入はAの顔にぽかんと口を開けることになる
『全部ですよ。彼の全てが好きなんです』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3928人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すいさい - あ、あああああ、、、、めっちゃ好き、、、主さん天才すぎる、、、、 (8月11日 18時) (
レス) @page36 id: fca39fd98f (このIDを非表示/違反報告)
KOHANA - 最高！大好き！らぶです！！！ (7月27日 13時) (レス) @page9 id: 9c2ec6ca1c (このIDを非表示/違反報告)
RNA - ただ一言言わせて下さい。大好きです！！！！！ (2022年11月21日 21時) (レス) @page36 id: 98f894640f (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - 平和的で超面白くって、とにかく最高でした！ (2022年3月22日 17時) (レス) @page36 id: e05da2b2a4 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - こんな面白いの久々だ。 (2022年1月10日 22時) (レス) @page33 id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山茶花
| 作成日時：2021年5月24日 19時
