【呪術廻戦】最強の婚約者を辞めたい

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デート


付き合ってる男女が二人で遊びに行ったりすること


付き合ってなくても男女が遊びに行くのはそう呼ぶだろう。最近じゃ女子同士で遊びに行くのもデートと呼ぶらしい



つまりあれだ


婚約者同士でスイーツを食べに行くのはデート以外の何物でもないだろ？


13時に駅前に集合

今は12時25分


遅刻常習犯の俺がなんでこんなに早く来てるかって？察してくれ



初デート、初デートだこれ


今まで有象無象の女共に誘われて行ったのとは違う
↑
ほんと１回刺されたらいいよ



俺の婚約者春宮Aとのデートだ。え、デートだよね？デート



時計の針が13時に近づく度に心臓が爆発しそうになる。誰だよ俺の心臓に時限爆弾つけたの


『悟さんお待たせしました』


貴方様でしたか


五条「おせぇ」


うそうそうそうそ、思ったより早く来たから心臓がドキッ！！としただけで遅いとか思ってないから、何時間でも待てるから



『お待たせして申し訳ありません』


いつも通りの笑顔で返されると何も言えない、かわいい・・・・いや、ほんとかわいいな今日


いつも可愛いけど今日はその可愛さに磨きがかかってる


いつもポニーテールでまとめている髪は下ろされていて濡れ羽色の髪はさらりと風になびいて絹のような髪ってまさにこのことを言うんだろうなとか睫毛長いなとか唇こんな小さくてもの食えんの？とか色んな思考が俺に流れてくる


普段見ないワンピース姿に淡い色のカーディガンを羽織っている


女子だ


いや、女子なのは知ってるけど


普段こいつは制服しか着てねぇしこの前の傑と一緒にいた時もパンツスタイルだったしえ、女子だ


可愛いやばい、まともに見れない


五条「行くぞ」

『はい』


Aとこうして街を二人で歩くのは初めてだ


10年も婚約の関係を続けてるのにまともにデートなんてしたことはない



「うお、めっちゃ美人」

「モデル？可愛い〜」

「声かける？ヒェッ、」


ﾁｯ、聞こえてんだよ雑魚共


歩く度に男の視線を集めるA。分からなくもない俺だってこんな女神が歩いていたら目を奪われる


可愛くて美人でモデルと間違えるのも分かるが汚い目で見てんじゃねぇよ


俺はAの背中で拳を作り親指だけ下にさげた


下衆な視線を向けていた雑魚共はヒッと声を上げて散っていく




『晴れて良かったですね』



こいつはそんな視線に気づいてすらいないんだろうな



ああ、誰の目にも触れられないように閉じ込めてしまいたい

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