愛されない努力3

意外2 ページ14

デートって言ってもさ？



あのジェイド・リーチだよ？探究心の塊みたいな実はやばい方のリーチだよ？


相手の意見なんて聞かずに自分の趣味を押し付けて来るとおもうじゃん？



山登りとか好きらしいし、キノコとか好きらしいから今日はそれ中心を予想してたのに



ジェイド「どうです？お目当ての本は買えましたか？」


『うん。あんがと』


めっちゃくちゃ楽しいんだが？？？



今日したことと言えば猫カフェ行って最新ゲーム買って本屋で気になってた小説と漫画買って今は老紳士がやってる喫茶店で紅茶飲んでる



え、最高なんだが？？？



なんだこれ、凄い楽しいぞ？？


オタクが喜ぶポイントを抑えられてるぞ？？


というか最後の老紳士の喫茶店が1番ドツボなんだが渋くね？素敵なグレイヘアですね？口説いていい？？



ジェイド「おや？目の前に僕がいるのに浮気ですか？」


『いや、あの老紳士は駄目だろ、女子全員骨抜きになるよ？髭と皺のバランスが神なんだが？なんだあのイケおじ老紳士？』



ジェイド「はぁ、この店失敗ですかね」


『どこが？一番の成功だよ』



はぁとため息をつくジェイド。とりあえず彼のプロデュースのデートは私にピッタリすぎるくらい合ってた


紅茶も香りが良くて渋み少なめの飲みやすいもの。ストレートでこんなに飲みやすいの初めてだ



『・・つーか、食べすぎじゃない？お昼食べてこなかったの？』



私は紅茶だけ頼んだがジェイドはサンドイッチとドリアとナポリタンにバケット、フレンチトースト今は食後のデザートにホイップクリームたっぷりのパンケーキを食べている




ジェイド「お恥ずかしながら緊張してしまいいつもより少なめの昼食しかとれず」



いや、それでここで食べてたら意味無くない？あと、お前は絶対緊張しないだろ


『・・よく食べるね』


そんな本音を言えば絞められるのは確実なので言わない。あれ？絞めるのはフロイドの専売特許だっけ？まあ、どっちでもいいが



ジェイド「燃費が悪いもので、Aさんは食べなくてよろしいんですか？」


『私はお昼食べてきたので』



ジェイドは意外にも大口を開けて豪快に食べる。私は食べてるところを見られるのが苦手なので先に寮で食べてきたのだ



ジェイド「ふふっ、残念です。貴方はなかなか隙を見せてくださいませんね」

意外3→←意外1

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す