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『貴方ってイケメンなのね。びっくりしちゃったわ』
『あ、そういえばナイトレイブンカレッジに通ってるのよね？』
『甘いものは好き？紅茶と一緒に食べない？』
『あら、チェカ王子も侍女さんもいないわ。』
怒涛の勢いで話すAに声をかけられず呆然と立ち尽くすレオナ
彼の義姉のようにぺらぺら話すのに不快に感じるどころかむしろもっと聞きたいと思うのは何故だろうと内心首を傾げるレオナ
『あら？だんまりさんになっちゃった。私が喋りすぎかしら？』
レオナ｢・・他に言うことはねぇのか？｣
『？・・ああ！貴方髪の色も素敵だけど瞳の色も素敵ね。あとマジフト？というものをやってるんでしょ？ぜひ見てみたいわ』
今度は怒涛の勢いでレオナを褒めだした
レオナ｢ちげぇ…そういうことじゃなくて｣
『？』
レオナ｢文句とか…あんだろ、4年も放置してたんだから｣
レオナの言葉にぱちくりと瞬きをするAそしてしばらくするとふふっと笑いだした
『そんなこと気にしてたのね。ふふっ、優しいのねありがとう』
レオナ｢優しくねーだろ。4年もほっとかれてんだからこれを口実に国に帰れるだろ｣
『・・やっぱり私と婚約者になるのは嫌？』
Aの真っ直ぐな瞳に目をそらすことができないレオナ
レオナ｢お前が嫌だろ。4年もここにいたなら俺の扱いなんざたかが知れてるって分かっただろ。王になれないやつに嫁いでなんになる｣
『あら、もしかして私のため？』
レオナ｢・・・｣
『ふふっ、まただんまりさんね。貴方って優しいのに分かりにくいのね。』
先程から連発優しいの言葉にレオナは顔をしかめる。何故ならそんなこと今まで一度も言われたことはなかったから
『でも、優しいなら私をあの国に戻そうなんてしないで』
『ここに来てようやく息ができる思いなの』
Aの言葉と表情から国でどんな扱いを受けていたのかレオナはすぐに分かった
自分と同じでいや、それよりもっと酷い扱いを受けたであろう彼女は自分のようにやさぐれるわけでもなく笑っている
分かったとだけ簡潔に伝えたレオナはそのまま離宮から離れた
自分よりもか弱く小さなウサギの獣人はライオンの獣人のレオナよりも強く前を向いている
その事実から目を逸らしたかったのかもしれない
『・・・泣かせちゃったかしら。また来てくれるといいわね』
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零(プロフ) - すごくいい尊死してもうた…( ´ཫ` ) (2022年12月26日 20時) (
レス) @page26 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
わーー(プロフ) - あぁ…心が安らぎましたあああああ好きです！！！！！！ (2022年11月17日 19時) (レス) @page26 id: 79a34b7d95 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 幸せ……( ´ཫ` ) (2022年7月19日 4時) (レス) @page26 id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
ローズの薔薇 - おじたんと結婚でs(((婚約だわ！！おじたーん！(((作者様神ですか？おじたん書くとかウチなら無理です。はい (2022年4月11日 14時) (レス) @page26 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆいかさん» ありがとうございます！ (2021年2月21日 12時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2021年2月19日 22時
