すれ違い ページ12
ユウサイド
『そこに恋だとか愛だとかはないのよ。』
ニコニコと笑うAさんは諦めてるとかなげやりとかそういった事ではなく至極当然だと言う顔だ
レオナさんとすれ違ってんだろうなぁ
監督生「それでいいんですか？」
『レオナは優しい人だった。それが分かっただけでも私は幸せなのよ』
だから愛妾を作ろうが何をしようがいいと言う
それを受け入れるだけの覚悟をAさんはどうして持てたんだろう
『ねぇ、貴方魔法がつかえないってほんと？』
監督生「使えませんよー。普通の異世界人なんで」
話題をさりげなく変えられ私もそれに合わせる
『ふふっ、異世界人は普通じゃないわよ。』
監督生「あ、Aさんって魔法の成績が優秀だから体験入学認められたんですよね？」
もちろん王宮の後ろ盾もあるんだろうけどそれでも魔法がすごいから女性でも特別に認められたって聞いたけど
『ユニーク魔法をね褒めて貰えたの』
監督生「凄いですね！見たいです！」
単純に興味で聞いたんだけどAさんは一瞬目を丸くしてええ。わかったわと答えてくれた
『極寒の礎』
詠唱を唱えた後Aさんがテーブルに手をかざすと花瓶がみるみるうちに凍りついた
監督生「すご……きれい……」
元の世界で友達と見に行った雪の女王のアニメ映画を思い出す
凍りついた花瓶から冷気がもれひんやりとするもののその美しさは形容しがたいものがあった
『ふふっ、ありがとう。触っちゃダメよ凍傷になっちゃうから』
花瓶に伸ばした手をやんわりと膝の上に戻される
監督生「でも。本当に凄いですね！魔法が使える世界で色々驚きましたけどこんな綺麗な魔法初めて見ました！」
『あらあら、そんなに褒められると照れちゃうわね』
あんまり人に見せるものじゃないのだけれどと続けるAさんにどうしてですか？って聞けなかった
ラギー先輩に聞いたリルシアの情報。極寒の地で吹雪が吹くと外に出られないほどの厳しい土地だって
そんな国で吹雪を起こせるユニーク魔法を持った人がどんな扱いを受けるか
レオナさんのユニーク魔法を思い出しながら胸がいたんだ
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零(プロフ) - すごくいい尊死してもうた…( ´ཫ` ) (2022年12月26日 20時) (
レス) @page26 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
わーー(プロフ) - あぁ…心が安らぎましたあああああ好きです！！！！！！ (2022年11月17日 19時) (レス) @page26 id: 79a34b7d95 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 幸せ……( ´ཫ` ) (2022年7月19日 4時) (レス) @page26 id: 50f3e04b49 (このIDを非表示/違反報告)
ローズの薔薇 - おじたんと結婚でs(((婚約だわ！！おじたーん！(((作者様神ですか？おじたん書くとかウチなら無理です。はい (2022年4月11日 14時) (レス) @page26 id: afcb507146 (このIDを非表示/違反報告)
山茶花(プロフ) - ゆいかさん» ありがとうございます！ (2021年2月21日 12時) (レス) id: ffdbcabc04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山茶花
| 作成日時：2021年2月19日 22時
