【呪術廻戦】さしす組の同期は最強ぼっち

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『やってしまった……』





先日ヤンキーくんが落としていったハンカチを保管していたのだが恵の家に行く途中ですっ転んでドブに落としてしまった




恵「もう無理だろ諦めろ」


『うぇぇ、これお気に入りのハンカチだったらどうしよう。申し訳なさすぎる』




ハンカチをゴシゴシと洗うが一向に汚れは落ちない



恵「知り合いってわけでもないんだろ？ほっとけば？」


『いや、でも、』


恵「そんなに気になるんなら新しいやつ買って渡せば？」


『それだ！！恵ありがとう！買ってくるね！』



Aはそういうとダッシュでハンカチを買いに走った



恵「忙しないやつ………ん？××保育園、これってヤンキーのやつじゃなくて普通の落し物なんじゃ…………ま、いっか」




恵の予想通りキリンのハンカチは直哉のものではなく園児が落としたものなのだがAがそれを知る由もない



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『あ！良かった！会いたかったです！』



直哉「……はぁ///！？」



京都の任務終わりに例のヤンキーもとい禪院直哉を探していたAは"たまたま"近くにいた直哉と再会し嬉しそうに駆け寄った




突然Aに駆け寄られしかも手をしっかり握りしめられた直哉はゆでダコのように顔が真っ赤になる



『ずっと(ハンカチを返すために)探していて、今日会うことができて本当に嬉しいです。』



直哉「ｳｸﾞｯ」



Aの満面の笑みを正面から受けた直哉は気絶しそうになるのをグッとこらえる




『あの、これ、この間落とされたハンカチをその、』



直哉「え！？もしかしてプレゼント！？」


『え、あ、はい！(落としていたハンカチと)同じものはなかったんですけどせめてもの気持ちで』



直哉「(同じものは無い？ハッ！僕のためにオーダーメイドしたんか！？)ありがとーな。僕からもお返し今度用意しとくわ」


『え、お返しなんてそんな！(お詫びで渡したものなのになんて律儀で優しい人なんだろう)』


直哉「(謙虚でほんまいい子やわ)僕が渡したいから」


『わ、分かりました。ありがとうございます』




二人の噛み合いそうで噛み合わない会話はそれからも続き結果今度二人で買い物に行くことに落ち着いた




『(あ、そうだ、今度こそ名前聞かないと)あの、なんとお呼びすれば…』



直哉「ん、あ、あー、そやな、直哉って呼んでーや」



『(苗字聞くタイミング消えた…)わかりました直哉くん！』

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