うちの弟達は出来が良すぎる【stpr】

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担任side

今日は、苺野さとみくんの進路面談

成績は良いし、大体のところには行けそうだから
そこに行こうとしてるのかがすごい気になる


さ「しつれーしまーす」
先「はい…えーっと、まず、さとみくんの希望進路は？」
さ「家に一番近い大学行きたいですね」
先「んー、そうなると…ちょっと、さとみくんの成績から考えるとレベル低くないかな？」
さ「…姉ちゃんと一緒にいる時間減るのかなり嫌なんで」
先「ん？」
さ「はい？」


自分の進路を決めるのに、お姉さん関係あるの？
ていうか、一緒にいる時間が減るのが嫌だ？
ん？


先「えーっと…お姉さんとなるべく一緒に居たいから
大学は一番近い所が良い…ってこと？」
さ「そうっすね」
先「えーっと…なんでかな？」
さ「逆に聞きたいんですけど
あんな、エクストラスーパー可愛い姉ちゃんが居て一緒に居たくない理由とか無くないですか？」
先「いや、まぁ確かにお姉さん美人だったけど」
さ「いつ、どこで悪い虫がつくかわからないじゃないっすか」
先「ん？」
さ「いや、いま兄弟総出で姉ちゃんが働くの止めてるぐらいなんですよ」
先「んん？」
さ「いやー、なるべく外に出ないでもらいたいんですよね」
先「んんん？？？」
さ「それに、誰かと結婚とか許さないし」
先「んんんん？？？？？」



いや、ん？
え？
なに？

私がおかしいの？



な「すいません…遅れました…
さとみの兄です…」
先「あ、た、担任です…」
さ「兄ちゃん、俺さぁ姉ちゃんと一緒にいる時間短くなるの嫌だから一番近い大学にいくのでいい？」
な「いいよー、俺もそうしたしねー」
さ「だよねー」




うん、もう私がおかしいってことでいいです

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