story71 ページ32
さとみside
正「つぐみ…一つ聞きたいんだけどいいかな?」
『なんですか?』
少し警戒しているのか、俺のジャージをキュっと掴む
正「つぐみは、本当はどうしたいのか教えてくれないかな?」
少し、困ったような表情になるつぐみ
本当のことを言ってみいいのかわからないのだろう
さ「つぐみ、余計なことは考えないで思ってることを言えばいいんだよ。
誰も怒ったりなんてしないから」
気休めにしかならないような言葉だということは分かってる
でも、少しでもつぐみが言いやすくなるのなら
『つぐみは…ぱぱといっしょがいいです……ごめんなさい』
うつむきながら言うつぐみ
少し悲しそうな顔をしながら笑う九条さん
改めて感じる
つぐみは、実の父親じゃなくて俺を選んでくれたのかと
正「そっか。……桃宮さん」
『な、なんですか?』
正「つぐみのことで、何かあれば連絡してください。
可能な限り協力します。
九条グループでどうにかなる範囲でしたら…」
ありがたいと思う反面、日本で一番大きいグループで世界に通ずると言われる九条グループに出来ないことってあるのか…?
そんな疑問が脳裏をよぎる
正「例えばですけど、留学したいけど金銭面が…とか
病気になったときの名医の紹介とか
臓器移植ネットワークで1位に名前を滑り込ませるとか
これくらいでしたら簡単にできますので」
さ「いや、九条グループ怖っ!」
正「つぐみがいじめられた時も、教えていただければ消せますし」
さ「法律に触れてません!?」
正「あ、消すって言っても親の会社に圧力をかけさせてその後諸々でつぐみの視界に二度と入らないようにするだけですし」
さ「それでも十分怖いです‼‼」
正「まぁ、冗談はこのへんで、何かあれば言っていただければ何でもします。
たとえ、お金だけだったとしても、娘に必要とされるのは嬉しいことですから
それでは」
そう言って、控室を出ていく九条さん
な「俺ら、そろそろ喋ってもいいかな?」
さ「いいよ」
な「待って!?九条グループの冗談怖すぎるんだけど!?」
こ「いくら娘のためでもあそこまでやれる!?」
り「世界で一番敵に回しちゃいけない人だよ」
る「山川って人も、よくあんなんできましたね…」
ジ「つぐみ、世界最強やな…」
全員、九条グループの怖さを実感しました
518人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩水(プロフ) - 何回読んでも最高です!! (11月29日 16時) (レス) id: 0c05bee512 (このIDを非表示/違反報告)
サイオンジ - いやぁ、つくづく思う…つーちゃんが穢れるものは全て排除すべきではと、そして日本の権力を全てつーちゃんに使う! (9月29日 0時) (レス) @page38 id: 4f622d44f8 (このIDを非表示/違反報告)
Coli - 読み終わりましたが、、、。つぐみちゃんロスが激しいです。つぐみちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああん!!!!!! (2021年7月20日 17時) (レス) id: 5c6cccf9f6 (このIDを非表示/違反報告)
AOI - もしつぐみちゃんをいじめたりバカにしたりする奴がいたら私も一緒に潰しにいきます(^ ^) (2021年5月26日 19時) (レス) id: 537429c240 (このIDを非表示/違反報告)
Yuui(プロフ) - うぐいすのしっぽさん» あざすwww (2021年3月24日 8時) (レス) id: 0b7e91d1e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨 | 作成日時:2020年11月10日 20時