ぱぱのむすめがいい【桃】

story66 ページ27

つぐみサイド
(本来はひらがな表記なんですが、シリアスな感じなので漢字も使わせていただきます)


両国国技館駅についた


正「お父さんたちはここにいるから、遊んでおいで」
『うん』


パパに会って、確かめなきゃ
つぐみの知ってるパパは、あんなこといわない

もしいうなら、ちゃんと自分でいうから


両国国技館は、まえにパパと行ったことあるから
どうしたらいいいかはおぼえてるもん


サンタさんから、風船をもらう

最初の方はちゃんと、楽しそうにしてないと
怪しまれちゃう

『おとーさん！風船もらった！』
正「よかったね」


＿＿十数分後＿＿

そろそろ…
いいかな？

おとーさん、電話してる

今だ

両国国技館の方に走る
急がないと、バレる前に


パパに、会いに行かなきゃ



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



さとみside

な「さとみくん…大丈夫？」
さ「あ…ごめん」


つぐみがいないことによる喪失感
ライブ当日にも関わらず、元気が出ない


つぐみに会いたいが、俺には会うすべがない
俺は…一体どうすればいいんだ


菊「あの、すみません！」
り「どうしたんですか？菊地さん」


慌てた様子で控室に入ってくる菊地さん


菊「九条さんという方からなんですが…つぐみちゃんが行方不明になったそうです」
こ「えっ‼‼」
ジ「どうゆうことや！？」
菊「それが、両国国技館駅で行方不明になったそうです」


両国国技館駅って…すぐそばじゃねぇか

ダウンを取って外に出ようとする


な「待って、さとみくん…菊地さん、まだなにかあるんですよね？」
菊「はい……身長100cmあるかないかぐらいのロングの女の子が、両国国技館内に入ったらしく、警備員が探していました。事情を説明して今は、止めてもらっています」


え……うそだろ…


さ「もしかして…つぐみは…」
な「多分、さとみくんに会いに来てるんじゃないかな」


ダウンを投げ捨てて、控室から出る

つぐみ、どこにいる

今見つけるから、待っててくれ

story67→←story65

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す