【歌い手】冷たい【志麻】

冷たい ページ9

私が片付けを終えた時には

志麻は自分の部屋に戻っていた。


私のスマホに通知が来たと思えば

志麻の配信がはじまったところだった。


夜だしゲーム配信だろう

と思ったけど

どうやら違うみたいだ。


「あ、あー…聞こえる〜？
今日はね。雑談するだけだよ。
歌は歌いませーん。また今度ね〜。」


志麻の声。

私の安心する声。

今日はゲーム配信ではないんだな。

と少し違和感を感じながらも


私も自分の部屋に戻り、

今日は疲れたので志麻の配信を聞きながら寝ることにした。


「奥さんとはどうですか？
ぼちぼちかな〜。って、おまえらには関係ないだろw」


楽しそうに話している。

やっぱり私の話題が出てもすぐ終わっちゃった。


私の話題がでて

少し期待したのが馬鹿みたい。


私はそこで志麻の配信を聞くのをやめた。


やめた途端に睡魔が襲ってくる。


そのまま睡魔に身を任せて

寝ることにした。








.









その後に志麻が


私が寝たことを確認した後に



リスナーのみんなに



「どうすればいい？」




なんて




相談していたなんて




知りもしなかった。

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