冷たい ページ6
結局センラさんが大人しく私に払わせてくれるはずはなく
プレゼントとしてもらう事になった。
まぁ
わたしもセンラさんにプレゼントするし良いかな。
「もうお昼ですね…
どっかで一緒に食べますか？センラさん。」
「ん〜。せやねぇ。
でも良いん？志麻くんおるやろ？僕と長くおるのとか…」
「大丈夫ですよ。」
少し苦笑いして返す。
あー…
ここでも志麻の話はしたくない。
「とりあえず行きましょうか。
ここの一個下にフードコートがあります。」
「ん。じゃ行こっか、」
フードコートに着くとお昼だからか物凄く混んでいた。
空いている席を見つけるのが大変そうだ。
「あそこ空いとるみたいですよ！」
センラさんが指差した先には空いている席が
凄い。
見つけるの早いな…
「センラさんは何食べますか？
私はラーメンでも食べようかと思いますけど…」
「じゃあ僕もラーメンにするわ！買ってくるからここで待っとってな！」
止めよう。
と思った時にはもうセンラさんは行ってしまった。
本当に紳士みたいな人だな。
志麻だって…
ううん。
もう良いや。
今日は志麻のこと忘れる。
折角だから楽しもう。
そんなことを考えているうちに
「はい。お待たせしました〜！」
トレーを持ったセンラさんが帰ってきた。
「ありがとうございます。じゃあ頂きますか。」
「「いただきます。」」
久し振りの外食。
やはり美味しい。
「美味しいですね。」
「せやねぇ〜。
あっ、せや。志麻くんとはどんな感じ？」
少しニヤニヤしながら聞いてくるセンラさん。
「…ぼちぼちですかね。」
少し返答に困り言葉が詰まる。
私はうまく笑えているのだろうか。
センラさんは何かを察したらしく、
「なんかあったんね。
良かったら話聞くで？抱えこまないでな？」
「ありがとう。」
でもこれは
志麻と私の問題だから。
だから
センラさんを巻き込む訳にはいかないんだ。
ネガティブな気持ちを押し込むように
最後の一口を食べきった。
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よにん - 続き読んでみたいです！応援しています！ (2020年5月30日 5時) (
レス) id: 821643fc43 (このIDを非表示/違反報告)
イン - ﾝｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ好きぃぃぃぃぃぃぃぃ (2020年5月19日 22時) (レス) id: ddf20db866 (このIDを非表示/違反報告)
太宰君(cv.Ruka)(プロフ) - すごく面白くて、続きが気になるのですが、続きを書くつもりはないのでしょうか… (2019年7月29日 14時) (レス) id: 44f3542d96 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 小説読ませて貰いました。すごく面白くてこのあとの展開が気になりました。続き書く予定はありますか? (2019年7月19日 14時) (レス) id: 692ce0d98a (このIDを非表示/違反報告)
磨美(プロフ) - 最近更新されてませんが、ずっとこの作品が大好きです！ (2019年5月18日 8時) (レス) id: 0f1b846628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白湯 | 作成日時：2019年3月24日 21時
