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「Aさんは部活入ってないの？」
「うん、無所属」
「そうなんだ」
すっかり真っ暗になってしまった帰り道。監督とコーチに挨拶してすぐ帰るつもりだったのだが、『女子一人は危ないやろ、野郎何人かついてったれ』と話している途中で言われてしまい。結果、家の方向が同じだった角名くんと銀島くんと一緒に帰っているわけである。北さんも家の方向は同じらしいのだが、監督とコーチに話があると言って残っていた。
侑くんと治くん、尾白先輩は校門まで一緒だったけど、どうやら三人はバス通らしく。尾白先輩と３人でバス停の方へ向かって行った。
北さんも家の方向は同じだけど、途中からバスに乗って通学しているのだと銀島くんが言っていた。バス通勢が多いバレー部である。
「そういえば、銀島くんとあまり喋ったことなかったね」
「何、そうだったんだ？」
「席が遠いんよな、やから喋る機会あんま無いねん」
角名はもともと違うクラスやもんな、と銀島くんが笑う。
隣騒がしいなと思いながら授業聞いてるよ、と角名くん。
「でも、角名と同クラの治とはそこそこ仲良えよな」
「めっちゃ喋ってるよね」
「あ、それはね。かくかくしかじかあって───────」
***
「あの時のか！」
「あの時のだ」
「知ってんの！？」
そりゃ昼練途中に北さんが溜息吐きながら死んだ目で出て行きよったもん。ものすごい寒気したよアレ。遠い目をして当時のことを語り聞かせてくれる二人。私がうどんをたいらげている間にも色々あったらしい。
どおりで北さんの顔が疲れを含んでいるように見えたわけだ。
「でもあの二人、Aさんのこと超面白がってたよ」
「せやったな。侑なんか『あの子めっちゃ声出るやん！』とかって腹抱えて笑っとったで」
「治は治でプリンもらえたって丸一日キゲン良かったし」
うちの双子がご迷惑を･･･と大袈裟に深々と頭を下げられるものだから、思わず吹き出してしまう。
じめじめした空気も軽くなるくらい、誰かと一緒に帰るのは楽しい。友達は多い方だけど、みんな部活だったから自然と帰りはひとり。グループとかがそんなに得意じゃなくて、友人関係もあこちゃん以外浅く広くって感じだし。だから昼に一人で食堂もザラなのだ。テスト期間くらいだったか、友達と帰るのは。
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シノメ(プロフ) - REOさん» 本当ですか！？ありがとうございます！（；；）侑くん格好良いですよね...おかげで妄想が進みます（笑）先刻二部を公開しましたので、是非ご覧下さい！ (2019年9月21日 16時) (
レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
REO - すみません、めっちゃおもしろいです！あと侑がイケメンです！続きまってます！ (2019年9月20日 18時) (レス) id: ae6187a256 (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 來さん» 嬉しいです！ありがとうございます...！おそらく二部公開は今週末になりそうです！長い間お待たせして申し訳ありませんが、もう少し待っていてくださいね！ (2019年9月17日 17時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
來(プロフ) - キャラクターが可愛い！！もうそれしか言えないです。夢主ちゃんも人間味があってとても素敵でした！二部も楽しみにしています、頑張ってください！！ (2019年9月15日 22時) (レス) id: 5f382bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 神夜神美さん» ありがとうございます…！評価をしてくださるだけでもとっても嬉しいです！更新を頑張る糧になりました！完結まで頑張ります！ (2019年9月9日 19時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
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