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∞月∀日○曜日。晴れ。
合宿二日目。
午前5時に目が覚めた。
朝ごはんは8時からだし、練習開始は9時からだ。
昨日は合宿所に着いて買い出しに行ったあと、倒れるように寝てしまったようである。思った以上に寝心地の良い布団だった。
監督から事前に言われていた朝ごはんを作らねば。早速動くことにする。着替えて髪の毛を整えて、部屋の布団を畳んで、ドアの外へ。
今日明日は合宿所から徒歩数分の体育館へと練習場所が変わるそうだ。あと2時間ちょっとで起床しなければならない選手陣の大部屋の前を抜き足差し足で通り過ぎ、食堂に入る。
昨日の夜はそうめんで済んだけど、朝ごはんにそうめんはさすがにキツイ。
「どうしよ･･･」
「無理せんでもええよ」
「でも皆頑張ってるし、え？」
おはようさん。なんてきっちりとジャージを着てそこに立っていたのは北さんだった。眠そうな顔もしていない。心底びっくりして声も出ない私に北さんは首を傾げる。
「俺の顔に何かついとるか」
「何もついてないですけど、」
早起きすぎません？と(自分の中では)至極真っ当な質問を投げかけたが、ばあちゃんと暮らしとるからその所為かもなあと北さんはさも当然とでもいうふうに表情を変えない。
「朝飯に困っとるん？」
「あ、えっと。メニューが決まらなくて」
「前々から決めとったら良かったのとちゃうか」
「ごもっともです･･･」
「はは、冗談やて。初めてやしそんな暇なかったんやろ」
米は炊いてあるんよな、と炊飯器のデジタル表示を確認する北さん。一方私は冷蔵庫と野菜室を開き、寝ぼけ眼で一体昨日は何を買ってきたんだっけと中身を眺めていたところである。
しめじはある、たまねぎもキャベツもある。お肉はコスパが心配･･･と半分眠りかけながらに残っていた判断力で必要最低限しか買ってない。味付けには調味料くらいなら、と家から持ってきたものがあるしそこまで困らない。
「しめじ、たまねぎ、豚肉･･･」
「生姜焼き出来るな」
「え、でもお肉足りなくないですか？」
「かさ増しすればええやん。たまねぎで」
テーブル拭いとくで。と早速北さんは台拭きを濡らし始めた。なるほど一理ある。キャベツも入れてしまおうか。生姜も確か買ってあった気がするし、取り敢えず朝ごはんは何とかなりそうだ。
いつも作るのは一人分だったから、大人数のご飯を作るのは楽しみにしていた。余計に気合いが入るなあ、なんて腕まくり。
さあ、調理開始だ！
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シノメ(プロフ) - るぴあさん» ようやくボールペンを持ちました〜！！感想ありがとうございます！！続々編も是非楽しんで頂ければなあ、と思っておりますので〜！！ (2019年10月12日 17時) (
レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
るぴあ(プロフ) - もう、むちゃくちゃおもろいです。ボールペンを持たれるのを待ってます！！！！ (2019年10月10日 17時) (レス) id: d73982be8d (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 來さん» 待っててくださってありがとうございます！なかなか甘々な展開に持って行けてないのですが、これからちょこちょこ増やしていけたら良いなと思っております！わあ嬉しい...！身体の心配までしてくださってありがとうございました！これからも頑張ります！ (2019年9月29日 17時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
來(プロフ) - 待ってました！お疲れ様です！相変わらず青春してるなー、と微笑ましく見ております。更新も早くて侑くん達と同じように作者様を応援する毎日です。体調に気をつけて頑張ってください！素敵な作品をありがとうございます！ (2019年9月28日 19時) (レス) id: 5f382bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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