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「つッッッッッッかれ、」
「た？」
「･･･ううん」
「あっはっは！強がり！」
誰もいない夕暮れ時の教室に、侑くんと私。
字面じゃ伝わらないけど、ムードなんてミリ単位もない。
完全に足が棒になった私は机に突っ伏していた。
いつも以上にこき使われたというか、走り回ったというか。
昼練だけじゃ飽き足らず、放課後までも付き合わされてしまった。
そして何故か私もスパイク練に混ぜられてしまい。
体育の時間ぶりに使った筋肉が悲鳴をあげている。きっと明日は筋肉痛だ。
「Aちゃん運動苦手やろ」
「ちゃんと成績で３は取ってるよ」
「よほど筆記頑張ったんやな」
「･･･」
それにしても、侑くんが思った以上に元気でちょっと安心。
安心じゃなくて、ちょっと安心なのは。
彼に夕陽の影がかかって、表情がよく見えなかったから。
「侑くん」
「ん？」
「春高行こう」
「･･･おん、頼むでマネージャー」
「ふふ。任しとき」
イントネーションちゃうよ。と侑くんが笑った。
表情が見えないのなら、見えるようにすれば良い。
夕陽の影がかかるなら、こちらを向かせれば良い。
「ねえ、」
「何？」
「笑ってた方が格好良いよ」
「･･･そらドーモ、口説き文句にも慣れたわ」
そんなつもりは全く無かったけど、侑くんはそう言った割に机に自慢の長い脚をぶつけたり荷物を落としたりして焦ってるのが見て分かる。
そんな一言一句に過敏にならなくても。
「私が言ってること、全部本当のことだからそんなに焦らないで」
「トドメを刺すな！恥ずかしさで死んでまう！」
「･･･何やねん、青春映画の撮影でもしとるんか」
「Aちゃん容赦ないな、俺がツムやったら切腹しとる頃やで」
いつの間にか尾白先輩と治くんが扉の傍に立っていた。
もおアランくん助けて！まるで女の子みたいな悲鳴をあげながら侑くんは尾白先輩に泣きつくけれど、尾白先輩からは「アレは俺も助けられん」とのことだ。正直私もどの言葉が侑くんに刺さっているのかが定まっていないから困っている。
そんなわちゃわちゃを見送っていると、治くんが校門までやけど一緒に帰ろ。なんて手招きをしてくれた。
侑くんは
・案外簡単に照れてくれる
・尾白先輩大好き
・笑っている方が良い
笑っている方が良い、というより。
私が�� 笑っている侑くんの方が好き �瓩覆世韻�もしれないけど。
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シノメ(プロフ) - るぴあさん» ようやくボールペンを持ちました〜！！感想ありがとうございます！！続々編も是非楽しんで頂ければなあ、と思っておりますので〜！！ (2019年10月12日 17時) (
レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
るぴあ(プロフ) - もう、むちゃくちゃおもろいです。ボールペンを持たれるのを待ってます！！！！ (2019年10月10日 17時) (レス) id: d73982be8d (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 來さん» 待っててくださってありがとうございます！なかなか甘々な展開に持って行けてないのですが、これからちょこちょこ増やしていけたら良いなと思っております！わあ嬉しい...！身体の心配までしてくださってありがとうございました！これからも頑張ります！ (2019年9月29日 17時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
來(プロフ) - 待ってました！お疲れ様です！相変わらず青春してるなー、と微笑ましく見ております。更新も早くて侑くん達と同じように作者様を応援する毎日です。体調に気をつけて頑張ってください！素敵な作品をありがとうございます！ (2019年9月28日 19時) (レス) id: 5f382bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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