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▽月◎日★曜日。くもり。
インターハイ決勝の翌日。
私はあこちゃんとお昼ご飯を食べていた。
さすがに今日は部活も昼練も休みだった。
「おかえり！」
「･･･うん、ただいま」
「すごいじゃんか。全国2位でしょ」
「うん。そう、なんだけどね」
なんだか全然喜べなかったの。
『思い出なんかいらん』の垂れ幕を見ながら、何でだかぼろぼろ涙が出てきたの。誰一人準優勝で喜んでる人なんていなかった。
そう言った私にあこちゃんは優しく微笑んだ。
ちゃあんとチームの一員になってるね、なんて言って彼女は玉子焼きを口に運ぶ。
試合の後、誰に何て声を掛ければ良いのか分からなくて、ずっと下を向いていた。マネージャーは選手のメンタルケアがうんたらとかネットの記事にはあったけど、絶対そんなこと出来ない。
あの雰囲気の中で、私が何か言うのは違う気がしてしまった。
朝から侑くんは黙ったままだ。
とても自分から話し掛けには行けないし、本当にどうしたら良いのか分からない。
「あこちゃん、私どうしたらいい？」
「Aがどうしたいか次第だと思うよ」
「答えになってない･･･」
味のしないお弁当を食べ終わり、教室へ帰る途中だった。
いつもより早く食べ終わったので、そこらを散歩しようとあこちゃんが言う。あまり気乗りはしなかったけれどせっかくのお誘いだ。
すると何故かあこちゃんは体育館の方へ向かっていった。
不思議に思いつつもついて行くと、
「あ、」
「ね。答えはもう出たんじゃない？」
「･･･私ちょっと行ってくる！」
「授業には遅れないようにね〜」
「うん！ありがとう！」
***
「あの！！！！！！！！！！」
「うおッ」
体育館にいたのは尾白先輩と双子だった。
三人だけで延々と練習していた。
立ち止まっていないんだ、と確信した瞬間に何かしなければという使命感に駆られて本能の赴くままに声を出したわけなのだが。
声をかけた所で何をしたら良いのかが分からない。
「何やAちゃんか」
「Aさんもデカい声出るんやな･･･」
「アランくん前の俺とおんなしこと言ってんで」
上から治くん、尾白先輩、侑くん。
舞台の上には脱ぎ捨てられた制服３着。
それが私には�� ぬけがら �瓩妨�えた。
「あの、私は何をしたら良いですか」
何か力になりたい。
何でも良いから、今以上に役に立ちたい。
私だって、稲荷崎高校男子バレー部の一員だ。
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シノメ(プロフ) - るぴあさん» ようやくボールペンを持ちました〜！！感想ありがとうございます！！続々編も是非楽しんで頂ければなあ、と思っておりますので〜！！ (2019年10月12日 17時) (
レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
るぴあ(プロフ) - もう、むちゃくちゃおもろいです。ボールペンを持たれるのを待ってます！！！！ (2019年10月10日 17時) (レス) id: d73982be8d (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 來さん» 待っててくださってありがとうございます！なかなか甘々な展開に持って行けてないのですが、これからちょこちょこ増やしていけたら良いなと思っております！わあ嬉しい...！身体の心配までしてくださってありがとうございました！これからも頑張ります！ (2019年9月29日 17時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
來(プロフ) - 待ってました！お疲れ様です！相変わらず青春してるなー、と微笑ましく見ております。更新も早くて侑くん達と同じように作者様を応援する毎日です。体調に気をつけて頑張ってください！素敵な作品をありがとうございます！ (2019年9月28日 19時) (レス) id: 5f382bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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