実行 ページ31
「北人さん!それ私持っていきます!」
今、リナの言う"嫉妬作戦"を実行中。
BBQセットを車から運び出していく
できるだけ北人さんの側で手伝うようにしてる、、でも、、
「ちょっ、川村ー!これ持ってー!」
「はいはい(笑)」
仲良さそうに運ぶ2人を遠目から見る
いいな、、私も壱馬と、、
「…ちゃん!Aちゃん!」
「は、はい!!」
北人さんに呼ばれていることに気づき、慌てて返事をする
「これ、持ってってくれる?」
「あ、はい!」
「あ、それからさ、敬語じゃなくていいよ?同い年なんだし(笑)あと呼び方も。なんか距離感じる。」
そう言われると確かに距離あるかも、、
「北人、、くん、、」
「うん、それがいい」
北人くんってすごく話しやすい。
優しくて可愛らしいところもあって、でもちょっと天然で。
北人くんと付き合う人は絶対幸せ者なんだろうな、、
「運ぼっか」
北人くんと一緒に海岸まで歩く。
「Aちゃんってさ、好きな人とかいるの?」
「え、、!?な、なんで、、?」
「いやーなんとなく気になって(笑)」
そんなことを聞かれると思っていなかったからびっくりした、、
「う、うん。おるよ、、?」
「え!マジ!?」
隠す必要もないし、正直に言ってみる
マジか…と1人つぶやく北人くん。
「…どんな人なの?」
どんな人、、一言では表せない、、
「え、、んーっと、不器用やけど、優しくて、嘘はつかないし、すごく誠実、、な人かな、?」
そう言うと北人くんは足を止めた
「それって、壱馬?」
141人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「THERAMPAGE」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さゆ | 作成日時:2022年4月18日 17時