〜再会〜川村壱馬 (ページ24)

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理性ページ24

タクシーに乗せてからもAは俺の肩に頭を乗せたまま爆睡。

「もう着くで？」

「んーっ」

そう声をかけても曖昧な返事しか返ってこない

俺ん家にAが、、、

どこで寝かそう、、やっぱベッドやんな、、

俺保てるよな、、

自分の理性に問いかけるも返答はない

そんなことを考えてる間に家に着いた

タクシーから降りてまたおぶる。

心配になるくらい軽いA

「着いたでー」

「んっ、かずまこっち、、きて、、」

Aをベッドに降ろすととろんとした目が合った

何を言い出すかと思ったら、、

「Aもう寝り」

俺が理性を保てなくなったらおわり、そう言い聞かせて今すぐにでも飛びつきたい欲を必死に抑えた。

寝室を出ようとした時、後ろから抱きついてきたA

「かずま、いっしょにねたい、、あかん、、？」

「あんなぁ、俺一応男やで？もし襲われたらどうすんねん(笑)」

冗談まじりに言ってみる

「かずまはそんなことせーへんもん、、おとこやけど、、やさしいし、、おそったりなんか、、きゃ！」

俺を男として見てないんか。それともただの天然か。

襲ったりなんかしない、その言葉を聞く前にAをベッドに押し倒した

「このまま襲ってもええ？」

Aの細い腕は俺の手１つに簡単に収まる

襲うのなんて余裕

「やっ、いやっ、かずっ」

もうすぐ唇が当たるところで、やっとAが声をあげた

Aの腕を離し、起き上がる

「ほら、こんなことしてくる奴もおんねんから。分かったらはよ寝り？」

「う、うん、、ご、めん、、」

相当驚いたのかAは大人しく布団に入った

あのままAが声をあげなかったら俺、、、

あー、もう俺も寝よ

考えるのをやめ、リビングのソファで眠りについた