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4、やっぱり僕は ページ6
粟田口派
何故かはわからないけど、その頃の記憶が僕にはある。
それに、何故かわからないけど夜深桜という名前にも違和感がない。
だからなのか、目の前に座っている一期一振や、弟達もゲーム内ではなく実際に見たことがあるような気がする。
黙っている僕に一期一振が話しかけてきた。
一「貴方が夜深桜殿なのですね。わたくし、一期一振と言います。」
僕はその言葉に知っている、と頷いた。
こんなこと言うつもりは全くなかったのに。
気づくと僕は初めから頭の中に叩き込まれたセリフのようにスラスラと言葉が出てきた。
「僕は夜深桜です。貴方方が産まれる前に奉納されたので、伝説とされているでしょう。僕は、何故、産まれたのでしょうかね。」
僕がそれを言うと部屋にいた全員の顔が沈む。
やっぱり僕はいらないのか。
小夜を殺した僕には、
友達もいない僕には、
必要とされない僕には、
何もかも、無くなってしまえばいいんだ……!
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作者名:自傷審神者 | 作成日時:2018年9月9日 21時