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あれやこれやと、かなり慌ただしい一週間はあっという間に過ぎ去り、今日は皆楽しみにしている修学旅行。いつもより早い時間に起きたせいでまだ少し眠たい。




その反面、紫耀は朝早いというのにバッグを振り回しながら楽しそうに暴れまわっていた。朝から元気なやつだな。




京都行きの新幹線に乗り込み、指定された席に腰を下ろす。最早当たり前のように、紫耀が私の隣に座る。






『京都めっちゃ楽しみやな〜』

「だね〜。私京都初めてだからめっちゃわくわくしてる」

『Aはまだまだ子供やんな〜』

「いや朝から騒ぎまくってたあんたに言われたくないわ」






二時間半近くの移動を終えて、軽い足取りで降車する。初めて来た京都の街並みは和を感じさせる風景が広がっていた。




着物を着た二人の女性が歩いているのを見て、あの二人は舞妓さんなのだと察する。立ち振舞いがとても綺麗で、微笑んだ表情に華を感じる。






「今から自由時間とする。集合時間には間に合うように」






その先生の言葉で、生徒たちは一斉に散らばっていく。その波にのって、私と紫耀も目的地である金閣寺へと向かった。




ついた頃には他所の高校の学生で賑わっていた。遠目でもわかるほど綺麗で、やはり教科書や参考書などで見るものと、実際に見てみるものとではかなり違う。






『うっわ〜すんごい綺麗!えっ、めっちゃ綺麗!』

「あんた綺麗ってしか言ってないじゃん」

『じゃあAはこれ見てどう思った?』

「……綺麗だなぁと思いました」

『俺と一緒やん!』






一通り見終えたところで、次の目的地である清水寺へと足を運ぶ。今の季節、紅葉も綺麗に見ることができるとどこかの掲示板で見たことがある。




確かに、掲示板に書いてあった通り、紅葉が凄く綺麗だった。清水寺と紅葉が上手くマッチしていて、幻想的な雰囲気を漂わせている。






『やっばぁ〜!俺こんなとこ初めて!』

「ね、すっごいよね。流石って感じ」






清水寺から京都の街並みを見下ろす。風が心地よくて、時間がゆっくりと進んでいるような気分になる。






『なぁなぁ、そろそろお昼にせぇへん?』

「え……?あ、もうそんな時間なんだ」






お母さんから借りた腕時計に目をやると、針は11時50分を指していた。

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も。(プロフ) - みるくプリンさん» お褒めのお言葉ありがとうございます。面白いと感じていただけたようでよかったです。自分の想像力をフル回転させながらお話を練った甲斐があります(笑)是非これを機に少しでもキンプリを知っていただけたら(笑)コメントありがとうございました! (2019年8月22日 11時) (レス) id: 677285a89c (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - はじめまして!面白くて一気読みしました。実はキンプリ詳しくないんですが、めっちゃキュンとしました。これからも頑張ってくださいっ(*´∀`) (2019年8月22日 6時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:も。 | 作成日時:2019年8月15日 5時

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