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ご飯も食べ終わり、次はどこへ行こうかと考える。ちなみに紫耀は午前中のプランしか立てていなかったようで、このあとどうしよ、と少し慌てていた。
私も別に行きたい場所があったわけではなかったため、二人で街中をぶらぶら歩くことにした。今時の高校生とは何だろうと、哲学的な考えに陥ってしまう。
しばらく歩き続けていると、急に紫耀が足を止めた。目線の先を辿ってみると、スーパーの入り口であたふたしている私たちと同じ歳くらいの男の子がいた。
「あの人知り合いなの？」
『ああ、俺の友だち。岸優太って子、知らん？』
「あー……」
“岸優太”。名前は聞いたことがあるのだが、同じクラスになったことがないため接点があまりない。しかし、友だちと言っておきながら紫耀があの人と一緒にいるのを殆ど見かけたことがないのだが。
「あんたたちが一緒にいるとこ見たことないけど」
『そうなん？たまーに家に遊びに来てんねん』
「そうなんだ」
家で遊ぶなら私が見ないのも当然のことだ。しかし、その岸くん。さっきから慌てた様子でいるが何かあったのだろうか。
紫耀と目を合わせ、アイコンタクトで彼に声をかけようと決めた。岸くんは此方の存在に気付かないほど何かに集中しているようだった。
『きーしくん！』
「ぅおわっ！ビビったぁ……紫耀かよ」
紫耀と同じようなオーバーリアクションをとってみせた岸くん。何故だかこの二人、異様に似ている気がすると思うのは私だけだろうか。
「その隣の人って……日野さん？紫耀の彼女の」
「あ、彼女じゃないです。幼馴染みです。はい」
『そんな否定せんくてもええやん……』
ガックリと肩を落としている紫耀をよそ目に、私は岸くんに声をかけた。
「岸くん、何か探してるの？」
「あーっと……実は俺、財布無くしちゃってさぁ〜」
ヘラヘラと笑っているが、冷や汗をかいており焦っているのがもろにバレている。さすがに放ってはおけないので、紫耀と私も財布探しに加担することにした。
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も。(プロフ) - みるくプリンさん» お褒めのお言葉ありがとうございます。面白いと感じていただけたようでよかったです。自分の想像力をフル回転させながらお話を練った甲斐があります(笑)是非これを機に少しでもキンプリを知っていただけたら(笑)コメントありがとうございました！ (2019年8月22日 11時) (
レス) id: 677285a89c (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - はじめまして！面白くて一気読みしました。実はキンプリ詳しくないんですが、めっちゃキュンとしました。これからも頑張ってくださいっ(*´∀`) (2019年8月22日 6時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2019年8月15日 5時
