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やって来たの大きなショッピングセンター。遊びに行くのがここって……今時の高校生と言うのはカラオケに行ったりするものだと思っていたのだが、違うのだろうか。
でもこういった場所でもゲーセンはあるし、遊ぶ場所はある。しかし紫耀は、ゲーセンがある3階ではなく、その上の階、4階へと向かった。
このフロアは本屋さんや服屋しかない。もしかすると何か新しい服が欲しかったのだろうか。今までこんな買い物に付き合わされたことはないのだが。
『洋服、見に行こ』
「あ、うん」
落ち着いた雰囲気のお店へ足を踏み入れる。外観の大人らしさとは違い、売ってある洋服は若者向けの可愛らしい洋服ばかりが置いてあった。
よく見るとメンズの服は何一つなかった。まさか女装が趣味なのか。そのためにここへ来たのか。一体何の目的でここへ来たんだ。そんな数々の疑問が頭の中を駆け巡る。
『これ絶対Aに似合うわ〜』
何故私に似合うかどうかを考えてるんだ。もしかして私の洋服選びをしているとでも言うのか。
「……何のためにここに来たの？」
『何でって……そんなんAの洋服買うために決まっとるやろ？』
本当にそうだった。どこまで私のために尽くすんだこいつは。嬉しくないわけではないが、やはり罪悪感に似たような感情が生まれてしまう。
「いいよそんなの……ほら、他んとこ行こ？」
『だーめ。俺がしたいから』
「何で？それって何か紫耀にメリットあるの？」
『大好きなAのためやもん、メリットしかあらへんよ』
屈託のない眩しい笑顔を浮かべる。しかし待て、その台詞、私の持ってる少女漫画で見たことがあるぞ。どういうことだ。
「あんた少女漫画の真似事してるでしょ」
『あ、バレた？』
「やっぱり……」
『でもでも！Aのために服買いたいんは本当やから！』
“あ、これも似合うな〜”と色々手にかける紫耀の様子を見て、少し呆れてしまう。本当に、どうしてそんなに私のことが好きなんだ。
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も。(プロフ) - みるくプリンさん» お褒めのお言葉ありがとうございます。面白いと感じていただけたようでよかったです。自分の想像力をフル回転させながらお話を練った甲斐があります(笑)是非これを機に少しでもキンプリを知っていただけたら(笑)コメントありがとうございました！ (2019年8月22日 11時) (
レス) id: 677285a89c (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - はじめまして！面白くて一気読みしました。実はキンプリ詳しくないんですが、めっちゃキュンとしました。これからも頑張ってくださいっ(*´∀`) (2019年8月22日 6時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：も。 | 作成日時：2019年8月15日 5時
