9.おともだち ページ10
まふくんの部屋は本当にかわいい。ソファの上にはいくつもぬいぐるみがあるし、布団もシックな彼方のとは違って白くてふわふわ。天使のかたまり
『……』
A、その感情を抑えろ。そんなことメイドの立場としてやってはいけない。というか人として結構ダメだ
『ベッド飛び込みたい……』
どうせちゃんと直せばバレないよね?直すの私だし。
『い、行くぞー』
覚悟を決めて助走をつけたその時、
藤「Aちゃーん、お昼よー」
『……はーい!』
ありがとう藤原さん、ちくしょう藤原さん
『ん〜、このオムライス美味しい〜』
「ほんっとうちのシェフ天才」
「Aちゃんお茶飲むー?」
『あ、いただきます!』
現在メイドの先輩方とお昼ご飯です。私たちの賄いは旦那様やその御家族たちの朝ごはんの余り物や、シェフの練習作だ。つまり、美味しいものを食わせていただいてる。ありがたや
「そういえばAちゃんって真冬様とか彼方様と前から知り合いだったの?」
「そーそー、なんか随分と仲良いよね」
『そうですね…幼馴染っていうんですかね、えっと、』
それは今から14年前のこと―――
(キーコキーコ)
当時小学1年生の私は、1人で近くの公園でブランコに座ってた
『おかあさんに、うそついちゃった…おともだちとあそぶ、って』
まだ小学校に入りたての私に友達はいなかった。幼稚園などにも行ってなかったので同年代の子がたくさんいるのに少し怯えていた
『はあ……』
?「ねえ」
『えっ』
急に声をかけられる。見ると少し年上の男の子だった
?「お前いくつ?」
『えっ、ろ、6さい…』
?「じゃあこいつと同い年だ。おい、まふ」
すると男の子の後ろからもう1人、今度は弱気そうな男の子が出てきた。後ろに隠れていたらしい
ま「あ、あのえと…か、彼方たすけて」
そ「自分で言え、ほら」
ま「うう……」
年上の子に怒られると、少し涙目になりながらその子は私に言った
ま「ぼ、ぼくとあそんでください…」
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3週間ぶりの更新…お待たせしてしまってすみません。この先もこのくらいの頻度です。もーあやまらない、毎回謝ることなるから
3千hitとお気に入り登録65名、ありがとうございました!
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さいき(プロフ) - れんれんだよ〜!さん» ありがとうございますーー!できるだけ本人のキャラ壊さないこと心がけてるのでめっちゃ嬉しいですーー!いつも読んでくださってありがとうございます (12月28日 7時) (レス) id: 7a0890e928 (このIDを非表示/違反報告)
れんれんだよ〜! - え〜っと前からさいき様の作品を見ていたものです、、何て言えばいいかわからなくて結局サブアカでしかいえませんですがさいき様の作品はいろんな表現があるけど分かりやすく本人の特徴がとらえられていて素晴らしいと思います。無理の無い程度の更新頑張ってください。 (12月28日 4時) (レス) @page20 id: aa285495f5 (このIDを非表示/違反報告)
さいき(プロフ) - 猫味の飴さん» またまたコメントありがとうございます!!宣伝めちゃくちゃ嬉しいです!ぜひお願いします! (12月15日 23時) (レス) id: 7a0890e928 (このIDを非表示/違反報告)
さいき(プロフ) - まつぼくりさん» ありがとうございます!!なるべく更新できるようにがんばります!! (12月15日 23時) (レス) id: 7a0890e928 (このIDを非表示/違反報告)
猫味の飴 - お久しぶりです!これからも頑張ってください!あの、もしよければなんですが私の作品で宣伝させていただいてもよろしいですか? (9月7日 20時) (レス) id: a5cd246882 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さいき | 作成日時:2023年1月2日 0時