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罪 「出会い」 ページ1

僕は寒空の下、1人歩いていました。


その理由は唯1つ。
この世から異能力者という忌まわしい存在を1人残らず消し去ること。


その為の駒を探していたのです。


そんな中、僕の目に映ったのは恐らく誰も足を踏み入れないであろう小さな教会。


あまり立派だと言えるものではありませんでしたが、引き寄せられる様にその教会へと入って行くのでした。


扉は凍っており、冷たくなった手を更に冷やす程であったのを今でも覚えています。


僕はその扉を押し開けると、其処に広がっていた光景はあまりにも酷過ぎるものでした。


死体は転がり、天井や壁一面に血の飛び散った跡が残り、マリア様の像まで赤く染まってしまっているのを目にしました。


其処は一面が________氷の世界。


そしてその像の前に居る少女は血濡れた身体を見る様な仕草を見せると、腹部にナイフを突き立てたのです。


「嗚呼、神様…。私は何故…。」


そう言って彼女はナイフを振り上げ、そのまま自分の腹部へと突き刺した……。


・・・と見えたのですが、ナイフは耳障りな金属音と共に根本から折れると床に転がり落ちたのでした。


「何故…貴方はこの刃を拒むのですか…?私にどうか罰を…無意味な身体に制裁を…。そうでないのならば・・・。」


______私に居場所を、この空っぽの身に意味をください…。





その瞬間、僕の脳裏を過った思考。
それは彼女が異能力者なのではないか。


そう考えた僕は口元に笑みを作りました。


何故なら、最高の駒を見つけたからです。


神よ、貴方に感謝します。
彼女に罰を与えずに生かしてくれていた事に…。


そして教会内に響く声。









「僕が貴方に罰を与えましょう。」

罪 「誓い」→



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ぽいふる(プロフ) - 海璃さん» 有り難う御座います!更新が遅れてしまっているので、頑張ります!これからも応援宜しくお願いします! (2018年12月5日 11時) (レス) id: e8bdc43140 (このIDを非表示/違反報告)
海璃(プロフ) - 入りから凄く面白いです!更新楽しみに待ってます(*^^*)頑張って下さい!! (2018年11月29日 12時) (レス) id: 36e39e0c71 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽいふる | 作成日時:2018年9月15日 19時

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