十三話 ページ32
〈ひとつ、気になる点があるわ。二週間前の数日前、シャークんの感じた気配は私だったのでしょう？同じ城にいるのだからシャークんには私が城にいるって気づかれてるんじゃないの？〉
「…アイツが受信の魔法を使うようになったのは俺達の成長期が終わってからだったんだよ。魔法はAも知ってる通り成長期と共に伸びて行く。シャークんは発信の魔法を成長期の時に使いすぎて、受信の魔法を使わなすぎたんだ。
それで魔法に悪影響が及んで、受信の魔法は近くに来られると使えない、一定距離を保たないと使用できないという制限が出来たんだ。だから、お前がこの城にいてもあいつは気づけない」
確かに、シャークんは10年前に魔法の説明では受信と発信とは言っていたが実際魔法を使っているところを見たのは発信の魔法だけだった。
「話がズレたな、なんで俺がきりやんとAが接触したことを知ったかだっけ。
答えは簡単だ、幹部会議の時シャークんが感じたAの気配を俺が誤魔化す時にきりやんがAの同姓同名のメイドと会ったって言ってたから。
正直バレたんじゃないかと焦ったよ。まぁ、見てる限りバレたような感じでは無かったけど」
なるほど、と合点がいった。でもきりやんが同姓同名のメイドと幹部会議で言ったという事はきりやんにはあの時、上手く誤魔化せていたと言うことだろう。それが少し嬉しくなった。
〈そういうことだったのね。説明ありがとう。
じゃあ次2つ目。ついさっき同期の子に会って、私に先日その子が助けられたって感謝されたわ。あれ、覚えさせてて平気なの？〉
ペンをからんっと机に置いて、スマイルに文を読ませるとスマイルが少し焦ったような顔をする。どうしたのだろうかと不思議に思っているとスマイルが口を開いた。
「お前…ぶるーくとの戦闘のこと何一つ話してないだろうな」
自分の記憶を遡ってみる。確か、自分のことを覚えているかという質問にはYESと答えたがそれ以外は相槌と…あお友達になろうって言うことしか言ってないはずだ。
私はペンを持ち、紙に何も話してないと書いた。スマイルはそれを見てほっとした顔になった。一体なんだと言うのだろうか。
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黒灰白有無％(プロフ) - やっぱり面白くて大好きです！約2年前から読ませていただいていて其れから今迄少なくとも20周はしてるほど大好きで、消失系の小説で幼馴染設定はあまり見たことがないので嬉しい?です！！気が向いたらでいいのでまた更新をまってます！これからも応援しております！！ (8月6日 0時) (
レス) @page35 id: 00e0ebd256 (このIDを非表示/違反報告)
愛流 - ストーリーが全然飽きないしすごい面白いです！！更新ゆっくりでいいので待ってます！頑張ってくださいっ！ (2022年8月2日 15時) (レス) @page35 id: f100bc9df8 (このIDを非表示/違反報告)
柿 - っあ〜面白すぎる…更新頑張って下さいね! (2022年7月30日 0時) (レス) id: 02b490d08e (このIDを非表示/違反報告)
スカ一(プロフ) - つゆさん» こんにちは、コメントありがとうございます…！更新頑張っていきます…！応援メッセージありがとうございました！ (2021年10月11日 15時) (レス) id: c3f5308968 (このIDを非表示/違反報告)
つゆ - とっても面白いです、、！五感消失クラフト大好きなので、もぅ、、神ですね！これからの展開が気になる…更新頑張ってください。応援してます！！ (2021年9月22日 23時) (レス) @page34 id: 5d979c15e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ﾄｸﾆﾍﾞﾂﾆﾅﾆﾓﾅｲﾖ | 作成日時：2021年9月14日 13時
