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一話 サレン ページ2

開店前、バックヤードにて…

「お、おはようございます!今日も頑張りますねっ!!」

そう私が挨拶をすると、キッチンから京くんがひょこっと出てきた。

「おはよう。元気だね。」

そう言いながら、京くんは沢山の料理を作っていた。

朝からそんなに作るかな?

すると、更に奥から店長が。

それだけじゃない。ヒョウガさんも、席で沢山の料理を…食べてる?

店長は私に気付くなり、手を振った。

「おはよう〜。今ね、新作の味見をさせてるんだー。でもね、ちょっと作り過ぎちゃったみたいで…」

そして、京くんが皿を私に渡して来た。

「これ、食べて?」

今日の朝ごはん、殆ど食べてないしいいかな?

私は皿を受け取ると、ヒョウガさんの隣に座って食べたした。

料理はフレンチトースト。

たくさん苺が乗っていて美味しそう…

「フォーク無いですよ?どうするんですか?」

ヒョウガさんがそう言って、初めて気がついた。

「えっと…取りに行ってくる!」

すると、私の目の前にフォークとナイフが置かれた。

「はい!相変わらずドジっ子なんだから…」

カイトくんが持ってきてくれたのか。

「ありがと!これ、お礼!」

私はポッケからチロルチョコを取り出して、カイトくんの掌に乗せた。

すると、とっても喜んでくれた。大好きだもんね。

「え!?マジで!?ふふ。いい事はするもんだね。」

さて、今度こそ食べれる筈…

「いただきまーす!」

挨拶をして、フレンチトーストを口に運ぶ。

美味しいけど…

「…うーん。何か甘い?」

別に私は甘い物が苦手って訳でもないけど、これは流石に甘い気がする。

すると、店長と京くんは苦笑い。

「あはは〜。さっきヒョウガにも言われたよ…」

「やっぱり店長、上の粉砂糖無くしたほうがいい。」

まあ、苺の甘酸っぱい感じのお陰で、食べれなくは無い。

全て食べ終わって、お皿を返すと、店長からお願いをされた。

「グラスが足りないから、十個程作ってくれる〜?」

「はい!分かりました!あ、でも…もうそろそろ開店ですから。」

すると、後でいいよ。と言って店長はまた、キッチンの奥に行ってしまった。

「さて、私ももうそろそろ店の掃除しますか!じゃあ、京くん、フレンチトースト、砂糖は甘かったけど後は美味しかったよ!」
 
そう言って、私はバックヤードを飛び出した。

二話 ヒョウガ→←ルール



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nekoarisu(プロフ) - 更新しましたー! (2020年9月27日 13時) (レス) id: 322193fd57 (このIDを非表示/違反報告)
nekoarisu(プロフ) - 更新します! (2020年9月27日 12時) (レス) id: 322193fd57 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 更新しました! (2020年4月17日 20時) (レス) id: e3869869dc (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 更新します! (2020年4月17日 19時) (レス) id: e3869869dc (このIDを非表示/違反報告)
影の黒鷺 - 更新しました。いろいろ勝手な事しちゃったのでダメだったら言って下さい。 (2020年4月17日 18時) (レス) id: 4d7a8fb4ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サワー x他5人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年2月16日 15時

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