【銀魂】私を貰ってください (ページ22)

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二十二ページ22

銀時がずっと隣にいてくれたからか分からないが気づけば私の手の震えは止まっていて
早くも寝る時間になってしまった

坂「よっこいせっと。今日押し入れで寝るか？」

『いや、いいかな。』

坂「流石に押し入れは嫌か」

笑いながら銀時は二人分の布団を引いてくれる
どうしてこんなに優しくしてくれるのだろうか
私別に銀時にも何もしてないのに

『…銀時って彼女とかいないの？』

坂「あ？いねーよ」

『ふーん、居そうなのに。もったいない。』

パジャマに着替えるために私は堂々と服を脱ぎ始める。すると銀時は私に布団を投げつけ「トイレで着替えろ！あほか！」と叫ぶ

『ええ？…あ、見てここの傷』

坂「ん？」

肩にある大きなあざ
銀時は不思議そうに見つめる

『…お客さんにやられたの。痛かった。』

なんでこの話銀時にしたんだろう
最近の私は変だ
こんなの今まで無かった

誰かに自分の弱いとこ見せて
笑ったのも久々だったし

今まで感じたことない感情も多くて
正直自分でも信じられない程
じんじんと目元が暑くなってくる

銀時は私に近付くと力強くハグをした

坂「…お疲れさん。もうそんな目に合せねーから大丈夫だ。大丈夫だから…泣くな」

無意識のうちに溢れ出す涙
顎の先で涙が合わさり落ちていく

『…うっ…もう生きたくない…』

こんなことを言ったのは
真っ向に人へ向けて言ったのは
人生で初めてだ

今まで一番願ってきたこと

それはこの世界から消えること