13話 ページ36
一「A!!」
起きてすぐ、警部と美雪に声をかけられながら頭を押さえていると隣の布団に寝かされていたはじめちゃんがあたしの名前を呼びながら体を起こした。
起き上がったはじめちゃんは隣で頭を押さえているあたしの姿を見て、ほっとしたようにため息を吐く。
剣持「金田一君、気が付いたか」
美雪「はじめちゃんっ!」
心配で声をかける警部と美雪を無視してはじめちゃんはあたしの肩を掴んで目を合わせてくる。
一「A、大丈夫か!?」
『う、うん。大丈夫…』
思わず顔の近さに頬を染めながら視線を逸らすとはじめちゃんは「はあ〜」っと長い息を吐いた。
あたしたちは布団の上で今まであったことを警部と美雪に伝える。
剣持「首狩り武者に、さらわれた？」
一「暗かったし、背格好まではわからなかったけど…ただひとつ言えるのは征丸さんは犯人じゃなかった。征丸さんは殺されてたんだ!」
はじめちゃんがそう言った瞬間。
ガシャーンッと何かを落とした音が部屋の外で聞こえた。
慌てて部屋の外に出ると、あたしたちにお茶を運んできてくれた紫乃さんが床に崩れ落ちていた。
急いで警部と美雪が駆け寄る。
紫乃「いやぁ、征丸…」
剣持「紫乃さん!」
美雪「紫乃さん、大丈夫ですか？」
うずくまる紫乃さんの姿をあたしとはじめちゃんはじっと見つめた。
警部は紫乃さんを部屋へと連れていった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 45人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
セレーナ - この作品も面白いわ^ ^名探偵コナンと暁のヨナの作品を早く更新して欲しいわ。頑張って (2020年2月8日 1時) (
レス) id: a3d3399358 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - あああ、もうはじめちゃんは、彼女ちゃんがいるのに、お姉さんナンパかあ、次回は楽しみにしてます (2019年12月21日 13時) (レス) id: 5c9701a404 (このIDを非表示/違反報告)
にー - 突然すみません！ここのお話とは関係ないのですが名探偵コナンはいつ頃更新されますか？教えてください (2019年12月7日 9時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さきっち
| 作成日時：2019年11月29日 19時
