25話 ページ9
7時20分を指す時計の振り子がカチカチカチと横に揺れる中、あたしたちはダイニングールームで夕食を食べたときと同じように座っていた。
ガチャとドアが開いてオーナーが入ってくると、一礼をする。
それにならってあたしたちも一礼をすると、オーナーは佐木君の隣、友代の前の椅子へと座った。
そのすぐ後、はじめちゃんの後ろのドアが開いて有森君が入って来る。
一「悪かったな有森」
有森「やっぱりなかったよ」
一「そっか。ありがとう」
有森君がはじめちゃんの言葉に頷いたのを見て、あたしは声をかけた。
『あのさ食事の前にちょっと話があるんだけど…開いてる所に座ってくれるかな？』
有森「ここ、鷹島さんの席だけど…」
『いいよ。食事の時に変わればいいじゃん』
あたしがそう言うと有森君は渋々頷いて椅子に座った。
それを確認してはじめちゃんがみんなを見回してから立ち上がった。
一「俺とAがこれから話すのはこの殺人鬼の全貌と…犯人カゲツの正体です」
剣持「金田一君、君と鈴蘭さんの力は認めるがね、カゲツはやっぱり死んだんだ。あ、現に鷹島さんだって無事だったじゃないか」
そう言って友代を一瞥する警部にはじめちゃんも友代に視線を向けて警部へと向き直る。
一「もうカゲツが死んでようが生きてようがそんなものは関係ないんですよ。そもそもカゲツという男の存在自体が犯人のトリックだったんですよ」
剣持「存在自体がトリック？」
警部があたしへと視線を向けてくるのであたしは頷いた。
『つまりこういう事です。あたしたちがここに来る前日、犯人はカゲツと名乗ってチェックインした。そして絶対部屋に入らないようにきつく言った後、こっそり島を脱け出した』
一「島を脱け出した本当の犯人は翌日…何食わぬ顔をして再び客としてこの島を訪れ…」
立ち上がって数歩歩くはじめちゃんと椅子に座ったままのあたしを見ながら美雪が恐る恐る口を開く。
美雪「さーちゃん…はじめちゃん…まさか……」
あたしとはじめちゃんはそんな美雪を振り返った。
一「そうだ。真犯人はこの中にいる」
みんなが呆然とした顔ではじめちゃんとあたしの顔を見た。
真壁「何言ってるんだよ、金田一、鈴蘭君。日高が殺された時、ここにいる全員がこの部屋にいたじゃないか」
『確かにね』
あたしは真壁君の言葉に頷いた。
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、 - それに、夢主の言い方もなんか‥。一人称も「あたし」って‥ぶりっこって感じの女子って感じで‥。初期は見てないですけど‥。これ、見て、見る気萎えました。 (2022年4月30日 17時) (
レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 誤字もあるし‥。はじめちゃんが言ってる台詞も夢主さんが言っててなんか‥。やっぱり、はじめちゃんが言ってる台詞ははじめちゃんが言ってるからいいんであって夢主が‥ってなると‥なんか‥。 (2022年4月30日 17時) (レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - +さん» 夢主の一人称はあたしで統一しているつもりですが、どこかに誤字がありましたか？読みにくいのは申し訳ございません。これでも書き方を変えたのですが。まだ読みにくいですか？ (2022年4月28日 17時) (レス) @page1 id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
+ - 夢主の一人称、｢私｣なのか｢あたし｣なのかどっちですか？私だったりあたしだったりと読みにくいです。どっちかにしてください。間をもう少しあけてみては？読みにくいです。 (2022年4月27日 17時) (レス) id: 3cf6d2002d (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - 面白いです。初期のは無かったので凄く嬉しいです。お忙しいと思いますが更新頑張って下さい。 (2020年6月5日 11時) (レス) id: b4494ecc1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年10月12日 19時
