30話 ページ14
あんなに優しい人、あたしは見た事なかった。
脳裏にこびりついて離れないのは、死ぬ間際だって言うのは穏やかに笑う月島先輩の姿で。
一「お前、そんなこともわかんねぇのかよ…っ。月島さんのこと愛してたんだろ？わかれよ!わかってやれよ!!」
有森「違う!!」
わかりたくないという風に絶叫をする。
有森「そんな事はない…っ」
黒沢「いや…金田一君と鈴蘭さんの言う通りだ!」
オーナーがふいに口を開いた。
黒沢「愛弟子を失ったショックから…私も一度は復讐を心に誓った。だが…日高さんが死んだ時、私は気付いた……人は復讐によって救われはしないと……人は愛にのみ救われるのだと!」
その言葉を聞いたはじめちゃんがあたしの隣で小さく「だからカゲツに…」と呟いた。
オーナーは全てをわかって尚、カゲツになって罪を被ろうと…。
黒沢「人を恨むことの愚かさを君も私も…もっと早くに気付くべきだった…」
大人しくオーナーの話を聞いていた有森君が小さく呟いた。
有森「…僕は復讐という地獄の炎に身を焼いた…醜い怪人なんだ……どうせ地獄に落ちるんだったら落ちるとこまで落ちるまでさっ」
黒沢「天国にいる冬子が悲しんでもか…!?冬子は…君を愛してたんだぞ」
一度だけ、彼女と恋愛の話をした事があった。
彼女は恥ずかし気に彼との話を聞かせてくれたのだが…誰かとまでは教えてくれなくて。
だけど…有森君と彼女の様子を見てて何となく気付いていた。
有森「嘘だ……月島さんが僕なんか…っデタラメを言うな!!」
有森君の怒鳴り声にオーナーは静かに椅子から立ち上がって彼に近づいた。
黒沢「冬子から送られてきた遺書だ」
手に持っていた紙を広げる。
黒沢「ここに書いてある。ある人に…事件の真相を告白してしまったことを後悔していると。そして……その人といつか天国で結ばれたいと!ここに確かに書いてある」
天国…。
月島先輩は天国という存在を信じていた。
お見舞いに行った時、彼女はあたしに聞いてきたのだ。
───月島「Aちゃん…天国ってどういう所なのかな？」
あたしはその時、『行った事ないからわかんないよ』なんて笑い飛ばしたけど。
それでも彼女は楽しそうに自分の理想の天国の話をしてくれた。
有森君の目から涙が零れ落ちる。
オーナーが静かに手紙を差し出すのを見たはじめちゃんが。
一「有森……もうやめろ、やめてくれ…」
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、 - それに、夢主の言い方もなんか‥。一人称も「あたし」って‥ぶりっこって感じの女子って感じで‥。初期は見てないですけど‥。これ、見て、見る気萎えました。 (2022年4月30日 17時) (
レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 誤字もあるし‥。はじめちゃんが言ってる台詞も夢主さんが言っててなんか‥。やっぱり、はじめちゃんが言ってる台詞ははじめちゃんが言ってるからいいんであって夢主が‥ってなると‥なんか‥。 (2022年4月30日 17時) (レス) id: 111bb78a66 (このIDを非表示/違反報告)
さきっち(プロフ) - +さん» 夢主の一人称はあたしで統一しているつもりですが、どこかに誤字がありましたか？読みにくいのは申し訳ございません。これでも書き方を変えたのですが。まだ読みにくいですか？ (2022年4月28日 17時) (レス) @page1 id: 47ec2d84ad (このIDを非表示/違反報告)
+ - 夢主の一人称、｢私｣なのか｢あたし｣なのかどっちですか？私だったりあたしだったりと読みにくいです。どっちかにしてください。間をもう少しあけてみては？読みにくいです。 (2022年4月27日 17時) (レス) id: 3cf6d2002d (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぬ - 面白いです。初期のは無かったので凄く嬉しいです。お忙しいと思いますが更新頑張って下さい。 (2020年6月5日 11時) (レス) id: b4494ecc1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年10月12日 19時
