25話 ページ26
病院を退院した後、あたしは金田一君に呼ばれて夜の学校へと来ていた。
まだ包帯は取れないが、体はある程度動かせるようになった。
まだ安静なのだが。
お父さんとお母さんはあたしの事をつきっきりで看病していたため、仕事が残っているとのことで金田一君にあたしを預けるとすぐに仕事場へと戻って行った。
まあ、お母さんは会社、お父さんは自宅の書斎へとだが。
『金田一君…何するの？』
一「今から桜樹先輩が殺された時の再現をするんだ」
『あたしも手伝う？』
一「大丈夫なのか？その…怪我の方…」
金田一君はあの時のことにだいぶ責任を感じているらしくてさっきからあたしの事を気遣っている。
だけどほら、あたしが頭をケガするなんて空手をしていればしょっちゅうだから、そんなに気にすることはない。
それにあたしはとっさに軌道をずらしたから浅く済んだだけで、あたしより酷いのは美雪だ。
退院する前に覗いてきたが、美雪は意識もまばらで言葉も途切れ途切れ。
軽く言葉を交わせる程度で、あたしだと認識していたのかもわからない。
美雪のためにも一刻も早く事件を解決してやらないと。
だからあたしは、ニコリと笑みを浮かべて金田一君に頷いた。
『大丈夫。あたしだって、事件を解決したいし。それに今度こそ…本当に守ってくれるんでしょ？』
一「……ああ!」
あたしたちは笑い合うと、一通りのセッティングをした。
とりあえずあたしがいない間に起きた出来事を事細かに金田一君に聞いて、推理の内容も聞く。
金田一君の変わりの人形をセットして、金田一君は皆が来る前にドアの近くでスタンバイ。
あたしは放課後の魔術師の格好をして時間になるのを待ってドアの前へと移動した。
そしてあの時の現場にいた全員が此方を見ているのを確認して、あたしたちが見たあの時のようにドアをゆっくりと閉める。
それからすぐに皆の足音がして、金田一君の言った通りに皆は開かずの科学室へと足を踏み入れた。
用務員さんが明かりを点ける。
だが、開かずの科学室には誰もいない。
警部「どういうことだこれは…」
真壁「確かに見えたのに…」
『〈アッハッハッハッハ〉』
皆がそう言っている中、あたしは皆の後ろへと移動して声を変えながら笑い声を上げた。
ちなみにこの声が変わるヤツはお父さんが外国の発明家からもらったものであり、ずっと部屋にしまってあったのであたしが拝借してきたものだ。
どうせ、お父さんも使わないだろうし、いいだろう。
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さきっち(プロフ) - あさん» そうなんですか！ (2019年12月7日 11時) (
レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 私は山ちゃんのが一番好きです!マンガ全巻持ってるんですが山ちゃんが一番似てる！ (2019年12月7日 0時) (レス) id: 3f8f946044 (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - すみません、いろいろミスして何回も送っちゃいました！申し訳ないです (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - 突然すみません！名探偵コナンっていつ頃更新しますか？ (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
にーにゃ - 突然すみません！名探偵コナンっていつ頃更新しますか？ (2019年12月2日 6時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年7月28日 0時
