-6- ページ21
さっきは腹巻き男とトナカイだけだったのが、六人と一羽も増えていたのだった。
ルフィ「だれだ？」
ルフィがたずねた。
チョッパー「シャオと、そのお母さんだよ。シャオは、おれとゾロが迷ってたのを助けてくれたんだ。」
チョッパーが答えた。
カナ「迷子になってたんだ……」
ゾロ「うるせェ!」
呆れたようにカナが鼻栓を取って魔力をきり、翼をしまいながらゾロを見ると、ゾロはそっぽを向いた。Aはそれを横目に口許のハンカチを取って魔力でできていた水の翼を魔力をきってしまう。
ルフィ「へー……じゃあ、おれからも礼をいわなきゃな!ありがとう!」
シャオ母「やだよ。もともとは、シャオがあんたたちに助けられたんだ。こっちこそ、ありがとう。しかし、なかに入って休めばと思ったけど、この人数じゃ、かえって窮屈な思いをさせちゃうね。」
ルフィ「おれたちはいいや。こいつらだけ、なかで休ませてやってくれよ。」
ルフィはAとナミを指して、シャオの母親に頼んだ。Aはそれを見て、ルフィへと駆け寄ると彼の服をぎゅっと握り締める。
『あたしはいいよ。ナミを休ませてあげて。……それにルフィと離れたくないし。』
服の袖をつかんで上目遣いにボソッというAにみんなの胸がきゅん!と音をたてた。赤くなった頬を指でかきながらルフィが嬉しそうに笑ってAの頭をぐしゃぐしゃと撫でまわす。
カナは可愛い相棒とその彼氏にハイハイ…と呆れた顔を見せてナミを見た。
カナ「いっておいでよ、ナミ。」
ナミ「いいの？」
ナミは遠慮がちにいった。
ルフィ「だって、おまえ地べたで寝たくねェだろ。おれたちは外で、ロビンたちが来ねェか見てるからよ。Aはおれがついてるから心配ねェし。」
シャオ母「じゃあ、せめてお茶でも……おきて、シャオ。」
シャオ「……んにゃ。」
シャオ母「お隣で、お茶葉もらってきておくれ。」
母親にいわれて、シャオは隣の家に走っていった。
だが、仲間との再会をよろこぶルフィたちは気が付いていなかった。彼らの姿をとらえていた大きな二つの瞳に……。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 579人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ONEPIECE」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SARA(プロフ) - 大好きです！ルフィ夢が好きなのでありがとうございます！🤍 (5月13日 20時) (
レス) @page1 id: 1b37a3f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初見です。はじめまして、 夢小説を読んでいると、繊細な文章、語彙力を尊敬したい気持ちを持ちました。ルフィと夢主との関係性も好みなタイプでした。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2020年4月23日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さきっち
| 作成日時：2020年4月22日 1時
