五条悟の「妹」が呪術高専に来た件について【呪術廻戦】

隠れ潜んでいた者 ページ19

you-side



「…りょうめ？」


「言ってもわかんないだろ。危ねぇからさっさと渡せ」


「はいはい〜」



『恵ー？言葉使…い』


今度こそちゃんと言おうと恵の方を見る。
すると、2人の上から新たな呪霊が顔を覗かせていた


まだ呪霊が隠れ潜んでいたのか…！！


暴れ始めた呪霊によって、あっという間に私たちは建物の壁ごと外へ飛ばされた



っ煙で周りがよく見えない…！

この眼でも誰がどこにいるのか確認するので精一杯。


先程の数秒で、鵺を出そうとしていたが呪霊に捕まり壁に叩きつけられていた。

恵が心配で、急いで立ち上がる。





「…ｹﾞﾎ､ゲホッ！」


『恵！！大丈夫！？』



倒れている恵に駆け寄る



「術式途切れた…！」


『無理はしないでよ！』



お返しに1発お見舞いしてやると恵の前に立ち、呪霊へと走る



『ｯｯ… Q: ここで術式 ブッ放していい！？』


「A: お前は馬鹿なのかｯｯ！！」


『ナイスツッコミ！！』



『まぁ、まだ…使えないんだけど…ねっ！！』


ﾄﾞｶｯ！！


私は呪霊に蹴りを入れる



「ぐぅえあ゛っっ！！！"」


『あんまり効いてないのやめてよ、傷つくじゃない？』



横に倒れ込む呪霊を見てほくそ笑んでいると、後ろから拳が降り掛かる




『……』


来る、そう確信して避けようと思った次の瞬間、
虎杖くんが真上から殴り、呪霊が地面に叩きつけられた。



「大丈夫か！？伏黒！五条さん！」



『大丈夫よ、ありがとう』


「逃げろつったろ…！」



「言ってる場合か！！今帰ったら夢見悪ぃんだよ！それにな！！」





「こっちもこっちで！ッ！


めんどくせぇ呪いかかってんだわ！！」




上手く避けては呪霊に蹴りを入れる。

一体何が君をそこまで動かすの…？



「駄目だ、いくらお前が強くても…
呪いは呪いでしか祓えない！！」



彼の頭が思い切り地面へ叩きつけられる。

「ウ゛ｯｯ…！」



もろに攻撃を受けた、まずい…！

『虎杖く…』



「ッA！あの二人を安全な場所へ！」

…確かに、ここは2人に任せて、私はそっちに専念した方がいいだろう。



この男の人も…私も…まだ血が出てる。


今はここで我慢してもらおうと、草木が傷口に触れないように私の上着を敷いて、2人を外の中庭に寝かせる。


よし、避難完了。急いで恵達のところへ行かなきゃ…

そう思い、上を見上げたときだった。








……さっきの呪霊の肉片が…落ちてきた…





『…は？』








もしかして＿

予想的中→←間違った死

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